中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

2005-01-01から1年間の記事一覧

サンパウロ州の人口、4000万人

サンパウロ州資料分析センターの発表によると、サンパウロ州の総人口は4000万人に達しました。この数字は隣国アルゼンチン、カナダの総人口を上まわるもので、スペイン、コロンビアの人口に匹敵します。 州内でもっとも人口が多い都市はサンパウロ市で1…

日系人の心の歌、1位は「川の流れのように」

サンパウロの邦字紙が、日系移民に「日本人の心の歌はなんでしょう」とアンケートを採り、その中間発表をしています。それによると、上位十曲は次のようになります。 1位「川の流れのように」 2位「荒城の月」 3位「ここに幸あり」 4位「岸壁の母」 5位…

米国NGOがアマゾンの薬草を特許登録で問題化

アマゾンには3万種からの植物があり、薬草も6千種を超えると言われています。日本へも精力剤のムイラプアーマ、血糖値を下げるペドラ・ウメ・アカ、整腸によいガラナ、滋養・強壮用のパフィア(アマゾン人参といわれている)など数多くが輸入、健康食品と…

麻薬所持容疑でペレ-の子供を身柄拘束

サッカーの神様といえば、今の日本ではジーコ監督ですが、ブラジルへ行けばペレーです。その神様の子供エドソン・チョルビ・ド・ナシメント(34歳)が、麻薬組織を内偵していた麻薬取締特捜課警察(DENARC)に身柄を拘束されました。同警察の内偵は…

ブラジルから『マンゴ』を本格輸入

地中海ミバエが侵入するおそれがあるとして輸入禁止だったブラジル産マンゴが昨年9月、解禁となり、今年1月から商社によって輸入が開始されています。輸入マンゴは、高級レストランや料亭で扱っているほか、高級果物店で発売されています。 日本ではアップ…

サンパウロでの反中国集会、延期

日系団体の主催で、サンパウロ市内で開かれる予定だった反中国集会が、延期になりました。日本に対する中国の内政干渉にもにた抗議には、ブラジル在住の日本人にとっても看過できない問題ですが、ここブラジルでは中国、韓国、北朝鮮各国の出身者が仲良く共…

中伯が国連改革、ハイチ問題で不協和音

中国は、ブラジル、日本、ドイツ、インドのいわゆるG44カ国の国連常任理拡大計画に反対し、G4の提案が国連総会で可決されれば、国連常任理事会において「拒否権を行使する」との強い態度を示しています。これまでブラジルは、中国が国連常任理入りを支持…

今年の経済成長率は4%、政府が予想引き下げ

ブラジル政府は先ごろ、今年の経済成長率予想を0.32%引き下げ4%とする報告書を提出しました。昨年度は5.2%の成長でした。これにたいして、金融市場は、成長率を3.50%と予想しています。 政府の経済予測に対し、ブラジル紙の見方は、引き締め強…

ヴァリグ・ブラジル航空の売却、実質決まる

サービスの低下で客離れが続き、TAM航空との合併話が持ち上がるなど経営危機を伝えられていたヴァリグ・ブラジル航空が、事実上売却されることが決まったようです。サンパウロで発行されている伯字紙が伝えています。 同紙の報道では、新しくブラジルに設立…

サンパウロの喫煙者減少傾向

日本では禁煙ゾーンの拡大などで喫煙者減少が続いていますが、サンパウロ市でも減少傾向が見られます。日本と同じく、禁煙ゾーンの拡大やタバコの箱に健康を害する文字の記入だけでなく、肺ガンなどの写真を印刷するなどの効果が現れているといわれています。…

ブラジルのメーカー、中国での製造に積極的

ブラジルが最近、急激に中国に接近していることは、たびたび報じられていますが、ブラジル地元紙によると、ブラジルのメーカーが中国で製造、それを輸入することでコスト低減を図り始めたそうです。特にブラジル国内で中国製品との競争に負けたメーカーがそ…

公金横領の元市長、遊技場で遊んでいてご用

公金横領でお尋ね者となっていたリオ・グランデ・ド・スール州の田舎町の元市長が、サンパウロ市内高級住宅街のイジエノポリス区内の遊技場で、ゲームに熱中しているところをご用になりました。裁判の結果、9年4カ月の実刑を言い渡されたそうです。 この元…

汚職で消える720億レアル

ブラジルで発行されている週刊誌の報道によると、ブラジル国民が1年間に官僚の汚職で失う金額は720億レアル、約3兆円にもなります。この金額は1年間にブラジルが道路改修に投じた金額の60倍にも当たるそうで、この汚職がなくなれば、国民の一人あたりの所得…

東京の地下鉄駅でブラジル写真展

東京の地下鉄飯田橋駅コンコースなどで、大統領の来日を記念、今月いっぱい写真展が行われています。ブラジルの様子を写した写真展です。ブラジルに興味のある方は、是非ご覧ください。 残念ながら、まだ日本ではそんなにブラジルに興味を抱く人はいません。…

ブラジルに日本無関心

今ブラジルのルーラ大統領が来日中です。ところが、両国の共同声明はおろか、大統領来日の報道もありません。NHKなどは欽ちゃん球団の草野球の結果を報道はしても、南米の大国で大親日国の元首の訪問は無視するのです。 これは日本のブラジルに対する考えが…

ブラジル大統領、本日から日本訪問

ルーラ大統領は24、25、26、3日間の韓国訪問を終え、今日26日午前、日本を訪れ28日まで滞在します。大統領一行には、アントニオ・パロッシ財務相、ルイス・フェルナンド・フルラン開発産業貿易相、ロドリゲス農務相、マーレス・ギア観光相、ジョ…

日伯交流に尽力の野村元連邦下院議員死去

日本語が巧みで、政治家らしい声で演説がうまく、日本の政治家とも交流の深かった野村丈吾氏(のむら じょうご=元連邦下院議員)が19日、呼吸不全のためサンパウロ市のサンタ・クルス病院で死去されました。享年85歳でした。 野村氏は、サンパウロ州レジ…

JAL、フランス経由の航空路はパリ観光に便利

新しくパリ経由の南米線をJALが開設しましたが、その試乗記がサンパウロ新聞に掲載されています。試乗した記者によれば、この新路線はパリで7時間も乗り継ぎ時間があるため、その間に十分なパリ観光を楽しめるそうです。以下は、その試乗記の一部です。 空港…

サンパウロ州高等裁判事に4人の日系人就任

新しくサンパウロ州高等裁判事に就任したのは、石原よしあき(62)、築田きょういち(57)、上田まさみ(62)、畑中パウロ(63)の4判事。 築田判事は、「渡部氏(渡辺和夫元サンパウロ州高等裁判事)、原田清氏は、我々判事の希望の星であり、お二人のよう…

日本での新規就労希望者、頭打ち

ブラジル日系人の20%が日本で働いているといわれるが、出稼ぎ希望者のほとんどはすでに日本で働いているといわれます。このためかブラジルでは、出稼ぎ斡旋業者が片っ端から日系人宅に<日本で働きませんか>と勧誘の電話をかけているそうです。 日系人宅の…

当NPOで渡伯したボランティアが新聞に登場

NPOチャレンジブラジルのプログラムでブラジルへ行き、ボランティアに精を出しているN子さんが現地の新聞で紹介されました。下記にその一部を紹介します。 N子さん<24歳・東京都出身>は現在、サンパウロ総合大学の外国人向けポルトガルコースに通う傍ら…

葬儀を狙う窃盗、強盗犯

ブラジルの邦字紙には、死亡通知と会葬御礼の広告が多く掲載されますが、最近、その広告に遺族の住所が明記されないことが多くなりました。邦字紙の記者によりますと、遺族の住所を掲載すると、弔問客を装った詐欺師や窃盗犯まで訪れ、香典、その他の金品を…

ルーラ大統領の訪日日程

ルーラ大統領は26日午後に韓国から東京入り、夕方、小泉首相と首脳会談、共同声明を出す予定です。翌27日は、朝から経団連一行や日伯議員連盟代表らと会合するほか、昼には天皇陛下との昼食会が予定されています。午後に入ってブラジル大使館主催の経済セ…

韓国人の姉弟が白昼、拉致される

ブラジルでは今、誘拐ビジネスといわれるほど誘拐事件が続発していますが、つい先頃サンパウロ市の東洋人街で、学校へ送ってもらうために駐車場で父の乗用車を待っている幼い姉と弟が誘拐されるという事件がありました。午前7時頃の出来事で、白昼の誘拐事件…

増加する最低給与以下の階層

ルーラ大統領になってからは最低給料の引き上げ率が下がったといわれますが、地理統計院IBGEの調べによれば、国内6大都市での3月時点での最低給料260レアル未満の受領者が02年の全労働者の11・1%から今年は16・7%に増えました。 工業化が…

ディーゼル油・天然ガス兼用のエンジン量産体制

ブラジルの燃料対策は、乗用車の場合、ガソリンとアルコールの両方で動くエンジンが開発され、すでにそれを搭載した乗用車が市販されていますが、トラック用のディーゼルエンジンは、経油と天然ガスの両方で動くエンジンが量産体制に入りました。 これにバイ…

内山勝男記念図書館が開館

昨年9月、94歳で亡くなったサンパウロ新聞編集主幹だった内山勝男氏の業績を称える図書館が、開館しました。サンパウロ市内にある松柏・大志万学院内に設置されたもので、内山氏の蔵書だった3000冊、同氏の友人でミナス州在住の渋谷信行氏からの寄贈書…

谷氏、選管委訴訟正式取り下げ

4月30日の文協会長決選投票を辞退した谷広海候補は、選挙管理委員会(原田清委員長)に対する訴訟を取り下げました。谷派の事務局長だった徳力啓三氏とともにサンパウロ新聞社を訪問した谷氏は、決選投票までに正式な辞退届を提出できなかったことについて…

大捕り物作戦で密輸犯58人を逮捕

地元紙によると、史上最大の密輸犯摘発作戦が連邦警察で実施され、ボスら58人を逮捕しました。作戦はパラナ、サンパウロ、マット・グロッソ、マット・グロッソ・ド・スールの4州で一挙に行われ、犯人逮捕と同時に大量の密輸品も押収しました。 この作戦で連…

元勝組のリーダー、30年の逃亡生活

第2次世界大戦中、日本の勝利を信じる勝ち組みの若者たちが、敵性国の危険人物として警察に拘引されることが絶えませんでした。1943年、パウリスタ線ツッパン地区の勝ち組み青年リーダーだった高野勇さんは、敵性国の危険人物として警察に拘引、拷問に近い…