中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

今年度の最低賃金は最高550レアル

政府はさきごろ、2月開会する国会で中心議題となる2011年度最低賃金(最賃)調整について、主要労組代表らを呼んで協議しました。政府は、09年度がゼロ成長だったことから、今年度最賃は540レアルを想定していましたが、10年度のインフレ率が最賃調整率を上…

戦闘機、軍艦購入を延期、歳出削減を優先

初年度に徹底的な歳出削減を掲げた新政府は、長年の懸案である空軍への36機の戦闘機と海軍への巡視艦隊11隻の武器輸入を来年以降に持ち越す見通しです。エコノミストらによれば、ジルマ大統領が掲げた基礎的財政収支の黒字目標(国内総生産=GDP比3.1%)…

サンパウロ市の東洋街で日本人ら強盗被害

23日午後、サンパウロ市東洋街のアパートに18人の強盗グループが押し入り、住民の中国人や日本人を拳銃などで脅し侵入、現金や貴金属類などを強奪する事件が起きました。被害に遭った日本人たちに怪我はありませんでしたが、犯行中に強盗グループに手を縛ら…

信用提供は昨年度16.4%増

2008年度における信用提供伸長度は約6%、09年度はー1%と低迷していましたが、2010年には16.4%と大きく膨らみました。地方別に見れば、東北ブラジルは17.7%と最高に伸び、東南ブラジルは17.4%、中西ブラジルは15.2%、南ブラジルは14.1%、北ブラジ…

ジルマ大統領、イランとの関係改善に「前向き」

ジルマ大統領は、さきごろ外務省に届いたイランからの外交文書について、「国際社会が関心を寄せる人権問題に理解を示すもの」との声明文を発表、同国との関係改善に意欲を示しました。 イラン政府からの外交文書には、サキネー・アシタニさんの姦通罪による…

ビラコッポス空港、利用客が急増

サンパウロ市郊外カンピーナス市にあるビラコッポス空港の利用者が急増しています。2008年に110万人だったのが、09年には330万人、10年に490万人へと急激に増加、取り扱い許容乗客数350万人を大きく突破しています。サッカーW杯が開催される14年には1000万…

10年の新規正規雇用250万人

労働省によると、2010年に正規雇用された人の数が252万4678人で、年間の新規就業者数としては過去最高を記録しました。サービスや建設業などは雇用が増加していますが、農業従事者数は減少しています。 昨年の新規雇用は、サービスが100万9000人、商業は60万…

好調続く石油採掘

ブラジルの石油採掘は好調に推移し、2010年度では99.29億レアル、前年度比24.7%増の好成績でした。採掘量は若干の減少を見ましたが、平均して1バレル30ドルだった原油価格が80ドルにまで高騰したのが増収の原因です。ロイヤルティーとして昨年度は109億レ…

リオ近郊のテレゾーポリス市で日系人3人が死亡

リオ大水害で14日現在の邦人・日系人の被害者はいないとされていましたが、その後の日本リオ総領事館などの調べで、130人が死亡したテレゾーポリス市で、同市に住んでいた日系人3人が土砂崩れに巻き込まれ死亡していたことが分かりました。 死亡したのは…

サンパウロ州政府、サンパウロ電力公社の売却を検討

フォーリャ紙の報道によると、サンパウロ州のアルキミン知事は電力供給量で国内3位のサンパウロ電力公社を国営公社エレトロブラス傘下のFurnasに売却することを検討しています。 2008年にノッサ・カイシャをブラジル銀行に売却して53億レアルの財政収…

リオが40年ぶりの大災害 、一晩で271人が犠牲

11日夜から大雨による洪水や地滑りがリオ州の各地で発生。大西洋岸森林の山岳地帯にある3市で12日午後11時までに、救助隊も含む271人の死亡が確認されました。雨はその後も降り続き、2次災害の恐れも指摘されています。行方不明者も多数に上っており、…

サンパウロ州で14人死亡

10日夜から翌11日未明にかけて集中豪雨がサンパウロ州を襲い、土砂崩れや家屋浸水、道路冠水などの被害が州全域に広がりました。土砂崩れによる死者はサンジョゼ・ドスカンポス市で5人、マウアー市とサンパウロ市で各3人など、一晩で計14人に上りました。 …

西森、山脇両氏が繰り上げ当選

昨年10月のブラジルの統一選挙で、パラナ州から高山秀和下院議員と加藤照男州議の2人が選出されましたが、この選挙で惜しくも次点に泣いた日系の西森ルイス氏がこのほど、欠員になったため下院議員(PSDB党)に繰り上げ当選となり、山脇ジョルジ氏もパ…

政府、ルーラ前大統領に特別旅券を乱発行

政治家、司法関係者、外交関係者らとその扶養家族に限って発行される特別旅券が昨年末、ルーラ前大統領の息子2人(ともに成人)と14歳の孫に発行されたていたことがフォーリャ紙の報道で発覚し、物議を醸しています。 「外交パスポート」と呼ばれる特別旅券…

「交番システム」普及協力の木村信幸氏を表彰

日本の交番システム導入による「地域警察普及プロジェクト」のコーディネーターである、JICA(国際協力機構)の木村信幸氏(3世、40歳)が昨年12月15日、バーロ・ブランコ軍警士官学校で表彰されました。これからも木村氏は、交番システムを今年11月を…

連立与党PMDBが報復、最賃引き上げ要求を決定

連立与党のPMDBが幹部会議で、昨年末、新政府が暫定的に定めた今年度の最低賃金540レアルに反対し、20レアルの引き上げを求める方針を固めました。この措置は、官庁下部組織のトップ人事で予算数十億レアルを占める3ポストがPT党に取って代わられたこ…

対米関係の修復なるか

ブラジル地元紙によると、ジルマ大統領と米政府は、ここ数年間で冷え切った関係の修復を行おうとしています。イラン核問題の仲介などで欧米諸国と敵対する国とも友好関係を築く「独自外交」を目指したルーラ前大統領の政策は、ブラジルにとって国際影響力の…

麻生氏、今年も景気回復はない

ブラジル大統領の就任式に出席した麻生太郎元首相は、サンパウロ市の福岡県人会館で開かれた懇談会に出席、政権交代から1年4カ月経った日本の経済、外交について「極めて厳しい状況にある」と分析しました。同首相は、現在の日本は今でもデフレで不況が続…

ジルマ新大統領、就任第一声で貧困撲滅を公約

ブラジル初の女性元首、ジルマ・ロウセフ新大統領(63)の就任式が1日、首都ブラジリアで行われました。国会議事堂での演説でジルマ大統領は、「貧困撲滅と、すべての人の機会創出のために闘う」と述べ、経済・社会発展や国民の生活向上を政策の目標とする…