中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

文化協会会長選、裁判沙汰に発展

ブラジル日本文化協会の会長選が、ついに裁判沙汰にまで発展しました。1世たちに後押しされている谷候補が、「選挙管理委員会は公正ではない」と、決選投票の中止を目的に提訴したためで、これには日系社会の主だった人たちも、ちょっと首を傾げています。…

日伯交流パイプ役の小林パウロ下議が死去

小林パウロ連邦下院議員が死去。26日午後7時40分、肺癌のためサンパウロ市の癌病院で小林下議が死去しました。59歳でした。葬儀は27日午後5時から、モルンビー墓地で行われました。 小林下議はサンパウロ州ペドレイラ出身。カトリック大学地理学科…

日系社会の総理を決める決戦投票日迫る

4月30日に実施されるブラジル日本文化協会長の決戦投票が,大きな注目を集めています。決選投票の候補は、上原幸啓、谷広海の両候補。そぞれぞれに今は、票固めに忙しく、最初の選挙で決選投票に残れなかった下本八郎氏の250票近くの票を得ようと、両候…

初の6%台へ突入のインフレ予想

中銀の金融市場週間調査で、今年のインフレ予想が初めて6%を突破しました。前週の5・8%から6・04%へ上昇したのを受けたものです。このところインフレ率は、6週間連続の上昇を見せており、中銀の目標5・1%をはるかに上回り、上限の7%に近づき…

使用1年未満で天国行きの麻薬

コカ葉の残滓を集め、生石灰と石油で固めたOXIと呼ぶコカイン製品があります。普通のクラックなど足もとにも及ばない強烈な薬理効果のある麻薬です このOXIが偶然にアクレ州で大量に見つかり、取り締まり当局を慌てさせました。当局の話では、この麻薬…

大統領支持率が急落

現地新聞の報道によると、ルーラ大統領の支持率が1カ月余りで6ポイント下がり、2月時点での66・1%から60・1%に低下しました。不支持も26・5%から29%に上昇しています。 大統領の支持率は、調査を始めた2003年1月は83・6%の高率を…

JAL、フランス経由の航空路開設

ブラジル国籍の日系人たちは、アメリカ経由便の飛行機の場合、通過ビザを取得する必要があり、大変な出費と不便を強いられていました。ところが先きごろ、日本航空はブラジルのTAM航空と組み、TAM―JAL便としてヨーロッパ経由路線を開設しました。 …

ブラジルの浮浪児童の実態

ブラジルの応用経済院(IPEA企画省機関)が浮浪児童の実態調査を行ない、その結果を発表しました。調査によると現在、浮浪幼少年収容所には1万9373人が収容されていて、その中の52・6%の子供が2年以上も家族と離れて収容所暮らしをしているといいます。…

アルゼンチン選手を人種差別発言で拘束

南米リベルタドレス・サッカー杯争奪戦第3戦、アルゼンチンのキルメス対サンパウロ戦が、サンパウロのモルンビー蹴球場で行なわれましたが、その試合中、キルメスのDFデザバット選手が人種差別の発言をしたとして、試合集後直ちに拘束され警察署へ連行さ…

ルーラ大統領、涙ながらに黒人奴隷に謝罪

アフリカ諸国を歴訪しているルーラ大統領は、セネガルを訪問した際、同国に1978年にユネスコが建設した「奴隷の家」で、涙を流しながら謝罪しました。16世紀から18世紀に奴隷として連行された収容所を再現した「奴隷の家」は、悲惨な奴隷たちの実態を再現し…

ブラジルでも牧師の悪事が発覚

日本では牧師のワイセツ事件が世間のひんしゅくを買っていますが、ブラジル・サンパウロでも悪徳牧師がさきごろ、強盗の疑いで逮捕されました。神に仕える身でありながらこの牧師、こともあろうに金を餌にエリート軍警隊員3人を仲間に引きいれるというあく…

文協会長選挙、谷、上原両候補で決選投票へ

注目されていたブラジル日本文化協会会長選挙が16日、文協ビル内展示室で行われ、即日開票の結果、谷広海候補(1世が中心の候補)と上原幸啓候補(2世中心の候補)の間で30日午後、改めて決選投票が行われることになりました。これは出馬した3候補のうち…

愛人は縁故者か、他人か

ブラジル下院法務委で縁故採用禁止法案が可決され、官僚や議員の愛人が同法の対象となるかをめぐり議論が交わされています。政界では官僚や議員が愛人を信任職に起用していることは、ブラジリアでは公然の秘密とされています。この愛人が働き蜂なら問題も起…

ルーラ大統領、来月26日より3日間訪日

ルーラ大統領が5月26日から3日間の日程で日本を訪問する予定です。 予定では、初日の26日に小泉純一郎首相と会談、翌27日は企業関係者らとの会合を行ないます。現在、28日には出稼ぎブラジル人の多い愛知県の訪問も検討されています。 首脳会談で…

32・2億ドルの観光収入は過去最大

ブラジルは犯罪がお多く、観光に不向きな国と思われがちですが、意外なことにブラジルは、観光客の多い国なのです。昨年2004年度の観光収入が、中銀が統計を開始した1947年以来の最高額、32億2千万ドルにもなったのです。この外貨収入額は、大豆…

横浜国立大教授、日伯関係疎遠化に警鐘

山崎圭一横浜国立大学経済学部教授は、サンパウロ市での「日本・ブラジルの新パートナーシップ、サスティナブル社会(公害がなく、水、空気、街並が美しく静かな社会)の観点から」と題した講演で、出稼ぎ問題、日系進出企業の撤退・縮小、日本政府のブラジ…

日本人には不気味な地震のないブラジル

南米の雄ブラジルの商都サンパウロは、高層ビルが林立する経済の町です。この高層の建物の中には住居も多く、何万人という人が生活しています。このところ日本では新潟、福岡、千葉と大地が揺れ続け、「これでは地震のないブラジルにでも避難したくなるよ」…

出稼ぎの実力

ブラジルから日本へ、実に30万人近くのブラジル人が働きにきています。日本国籍者や二重国籍者を含めると、その数は40万人ともいわれています。ブラジルから最も出稼ぎに行ってる国はアメリカ合衆国への100万人で、日本へはそれに次ぐ規模です。 彼ら…

サンパウロの日系社会大揺れ

4月下旬、日系社会の総本山ともいうべきブラジル日本文化協会(文協)の会長選挙が行なわれます。会長選挙が行なわれるのは、文協創設以来初めての出来事で、しかもブラジル移住者たちの最大の行事である「移民100年祭」を仕切ることになる会長というこ…

各民族が住む町

ブラジルは、民族の展示場とも言われます。世界各地からの移住者が住み、それぞれの町を作っているのです。東洋街のあるリベルダーデ、サウーデは当然日系人が多数を占めています。ここには鈴蘭灯が道の両側に並び、赤い鳥居も立っています。リベルダーデに…

火器の販売を巡り国民投票

重を使った犯罪が続発している中で、火器は自由に市販されるべきかどうかの論争が起き、10月に国民投票で決着をつけるようです。現在、一般屁の販売は禁止されており、それでも銃器による犯罪が後を絶ちません。 ルーラ大統領やカルドーゾ前大統領は、現状…