中南米の最新情報

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ブラジルのコロナ犠牲者50万人

 ブラジルのメディア20日付け報道によると、国民425人に1人が新型コロナに襲われ、50万人もの人が命を奪われました。19日でコロナによる死亡者は50万人を記録しています。

 レポーターのソニア・ブリディ氏によると、各犠牲者はブラジルにさらに18年間住んでいた可能性があり、「コロナはブラジル人から900万年分の命を奪った」と指摘しています。

ブラジルのコロナ死者は487,476人

 ブラジルのメディアコンソーシアム13日の調査によると、新型コロナによる累積死者が487,476人(新規死亡者1,118人)、累積感染者が17,413,996人(新規感染者36,998人)になりました。国内メディアの報道です。

 新規死亡者はパラナ州リオデジャネイロ州で増加、サンパウロ州は横ばいでした。予防接種は13日現在、初回接種が25.79%まで進み、2回目まで終えた人は11.17%になります。

大統領の軍私物化を防ぐ憲法改正急ぐ

 ブラジルのメディアによると、ボルソナロ政権に返り咲いたパズエロ元保健相の違法性を調査していた陸軍司令部は4日、彼を罰しないと発表しました。これを受け下院は、現役の軍人が政府の政治的地位を占めることを防止する憲法改正案の採決を急いでいます。

 ボルソナロ政権の大臣を務めた退役軍人サントス・クルス氏はソーシャル ネットワークで、この決定を恥ずかしく思ったと書き、「大統領の行動と彼の個人的な権力発動は一致する。大統領は制度の侵食に歩を踏み出している」と、大統領の危険な側面を指摘しています。

 また、クルス氏は「大統領はブラジル軍のことを『私の軍隊』と無責任な扇動的言辞を弄している。これではブラジル国民のものである軍隊が、大統領個人の軍隊と誤解されかねない」としています。

 軍法および陸軍の懲戒規則に規定されている禁止にもかかわらず、現役の将軍を罰しないという決定で、下院は「現役の軍人が政治的地位を占めるのを防ぐための憲法改正案の早期採決すべき」と提案者のアルメイダ下院議員は述べています。投票には171 人の賛同者が必要ですが、現在、 82 人が賛同しています。

ブラジル大統領の演説に反発、各地で市民デモ

 ブラジルのメディアによると、ボルソナロ大統領が1日にラジオとテレビで声明を発表した内容に反発、国内主要都市の市民がデモを行いました。

 大統領は「ブラジルは多くのワクチンを保有しおり、年内に希望するすべての人に予防接種を行う」という声明を発表しました。この声明に対し市民の多くは、新型コロナの流行が始まってから約1年半が経過したのに、ワクチン接種は10.6% (2回終えた人)に過ぎず、連邦政府は適切な対策を実施していないと反発、デモを行ったものです。

 デモが行われたのはサンパウロ、リオ、ニテロイ、レシフェベロオリゾンテフロリアノポリスヴィトーリアフォルタレザポルトアレグレ、サルバドール、ベレンの他、連邦直轄区です。

解任された前保健相、ボルソナロ政権に復帰

 ブラジルのメディアによると、エドアルド・パズエロ前保健相がボルソナロ政権に復帰しました。1日付けの「連邦官報」で明らかになったもので、パズエロ氏は大統領府戦略問題担当特別事務局戦略研究担当秘書官に就任しました。

 同氏は、パンデミックに対する政府の管理責任を批判され、3月に保健相を解任されたばかりでした。復帰したのは、ボルソナロ大統領を支援する集会に参加したことが、大統領の心証を良くしたとみられています。

 解任されてからパズエロ氏は陸軍に復帰していましたが、陸軍は「軍の規制で禁止されているボルソナロ大統領を支持する政治的行為を行った」として、懲戒調査の開始を決定しています。

ブラジルのコロナ禍、落ち着きを見せる

 ブラジルのメディアコンソーシアム31日の調査によると、新型コロナでの累積死者が462,966人(新規死亡者874人)、累積感染者16,547,674人(新規感染者34,960人)になりました。死者、感染者ともに落ち着き始めています。

 この日のサンパウロ州パラナ州の死者は横ばい、リオデジャネイロ州は減少しました。予防接種は31日現在、人口の 21.58%まで進みました。2 回目まで終わった人は10.48% に達しています。

小型機が墜落、パイロットは軽傷

 ブラジルのメディアによると、パラナ州州都クリチーバ市郊外で30日、小型機が墜落、パイロット(77 歳) が頭部に軽傷を負いました。飛行機は滑走路側の家に墜落しましたが、家の住民は外出していて無事でした。

 パイロットは2005 年から飛行機の操縦を始めており、墜落したのは使い始めて 4 機目の飛行機でした。彼は「着陸時に飛行機が必要以上に浮き、慌てて修正しようとしたときに墜落した」と語っています。

 飛行機が突っ込んできた家の隣人は「衝突音を聞いたとき、自分の部屋でテレビを見ていた。外に出ると、たくさんの人が外にいて、パイロットを助けている人もいた」と驚いていた。

ブラジルのワクチン接種者は 21.32%

 ブラジルのメディアコンソーシアム調査によると、ワクチンの接種状況は29日現在、初回接種者が45,141,433人(人口の 21.32%)、2回接種を済ませた人も22,032,735人(人口の 10.4%)に達しています。

 ブラジルのコロナ死者は累積で461,142人(新規死亡者1971人)に達し、累積感染者は16,471,009人(新規感染者78,352人)になりました。コンソーシアムは死者、感染者ともに横ばいと見ています。

コロナ蔓延防止に成功したメキシコシティ

 ブラジルのメディアが29日付で、昨年12月新型コロナ感染者が急増、流行の第2波に見舞われたメキシコシティが流行の抑制に成功、1月26日には1 日あたりの平均死亡者数が 206 人だったのが5月8日には12人まで減少した,と報じています。

 テレビグローボはメキシコシティ市保健局を取材、どうして流行の抑制に成功したのか、聞いています。市当局の説明によると、「PCR検査と抗原検査を大量に行い、感染者を浮かび上がらせた。また、マスクの正しい使用を奨励・監督し、ワクチン接種に力を入れた。12 月 24 日以降、高齢者の 66.6% が 2 回のワクチン接種を終えている」としています。

 メキシコシティは、連邦政府によって指示される前に必要な措置を実施しており。それが功を奏したと思われます。それはワクチン接種でも言えることで、同市では12月24から実施しており、少なくとも60歳以上の入院患者数は減少傾向にあるとしています。市当局は「私たちはワクチンの効果と信じている」と話しています.

 ブラジルでは、規制措置に住民は非協力的で、政府も制限を実施しないよう迫っています。コロナ防止策でブラジルは、メキシコシティとは大きな違いが際立っています。

ブラジル大統領が「州の行動規制は違憲」と訴える

 ブラジルのメディアによると、ボルソナロ大統領は27日、都市封鎖や夜間外出禁止などコロナ禍の拡大を防ぐために州知事が採用した政策の停止を求め、最高裁判所に訴えました。政策が違憲として訴えられたのは、ペルナンブコ、パラナ、リオグランデ・ド・ノルテの3州です。

 大統領は、「病気を伝播するコロナウイルスの蔓延を防ぐために3州の州政府が規制した行動制限の措置は憲法違反の疑いがある」と説明しています。大統領は訴えを司法長官事務所を通じて行いました。同事務所は「州政府は住民の移動、仕事、生活、健康などの基本的権利を保証する必要がある。なのに生活維持のために移動する人の行動を制限すれば、人々は大変な損害を被る。それだけでなく、仕事、ビジネス、ホームセキュリティ、子どもの知育発達、精神に悪影響を及ぼしている」と主張しています。

 最高裁は昨年、州および地方自治体に対し、コロナの蔓延を防ぐための自治権を保証しており、州が発出する規則は違憲とは見ていない可能性があります。同時に、大統領が通常言っていることと違い、連邦政府がコロナと闘うための行動も禁止していません。