中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ボルボがブラジルでHV車製造

ブラジルの各メディアが、スウェーデンに本拠を置く商用車大手のボルボがパラナ州クリチーバ市でディーゼルエンジンと電気モーターを動力源とするハイブリッド(HV)バスを生産すると報じています。ボルボがハイブリッド車を生産するのは、スウェーデン、…

東北ブラジルとサンパウロ州の所得格差が縮まる

地元紙の報道によれば、ブラジル地理統計院が公表した国勢調査で、ブラジルにおける所得の地域間格差が過去10年間で縮まっていることが分かりました。2000年と2010年の平均所得を比較してみると、低所得地帯として知られる東北ブラジルの都市は1人当たりの…

亡父の精子を使用した人工授精で女児誕生

フォーリャ紙の報道によると、パラナ州クリチーバ市で20日、すでに死亡している父親の冷凍保存精子を使用した人工授精で女児が誕生しました。ブラジルでは初めてのケースです。 父親のロベルト・ジェフェルソン・ニエルスさんは、33歳の時がんで死亡しました…

有名歌手のロベルト・カルロスがマンションを建設販売

エスタード紙の報道によると、歌手のロベルト・カルロス氏が、サンパウロ市のジュセリーノ・クビチェッキ大通りに自身がプロデュースした高級マンション「オリゾンテ・ホーム・アンド・オフィス」建設計画を発表しました。完成すれば、同地区で最高層ビルと…

パラナで日系女性を殺害、同僚を殺人容疑で逮捕

パラナ州クリチーバ市在住の日系3世ルイゼ・サユリ・マエダさん(22)が5月31日から行方不明になっていましたが、さきごろ同市カンポ・ジ・サンタナ区で頭部に2発の銃弾を受けた遺体で発見されました。 警察はすでに、ルイゼさんの殺害および遺体遺棄容疑…

テレフォニカが大型投資

地元紙によると、通信事業大手のテレフォニカは2011年中に、サンパウロ市および周辺都市圏、サンパウロ州内陸および海岸部において光ファイバー網を構築するために約2億レアル(約100億円)を投資することを明らかにしました。この投資額は、同社が一般住宅…

早くもサンパウロ市動物園で冬支度

エスタード紙の報道によると、サンパウロ動物園では連日の寒さ対策として、動物たちに毛布を与えたり、プールに暖房を設置したりしています。寒さに弱い鳥類のかごは、保温用のプラスチックで覆われ、木製の巣穴なども備え付けられています。オオアリクイの…

NEC、通信技術で新事業を展開

電機メーカー大手の日本電気(NEC、遠藤信博社長、本社/東京都)はこのほど、建築・石油・エネルギー・不動産・環境エンジニアリングなどを手がけるブラジル大手企業グループOdebrecht(オーデブレヒト)の傘下で都市開発を進めるアリーナコン…

泥棒のターゲットは日常医薬品

地元での報道によると、サンパウロ市で製造し流通する医薬品の人気商品は鎮痛剤や筋弛緩薬、胃薬や目薬などです。人気の医薬品は2008年から10年にかけて盗まれた医薬品のトップに名を連ねています。厚生省は、安価な医薬品は違法な手段で販売される可能性が…

楽天、ブラジル企業を子会社化

インターネット総合サービスの楽天(三木谷浩史社長、本社/東京都)はさきごろ、ブラジルの電子商取引プラットフォーム提供者で、インターネット通販の運営およびマーケティングをサポートするツールを提供しているIkeda社(イケダ・リカルド・ヨイチ…

結婚披露宴費用が上昇 11/06/15 (9:00)

ブラジルの結婚式産業は経済成長や家庭収入の増加、披露宴の再ブームで、売上を120億レアル(2011年度)と前年比20%増を予想するほど活気に満ちています。この急激な需要の増加で、費用の値上がりが激しく、インフレ率を上回るほどです。 結婚業界団体協会…

国内でインフルワクチン650万本が無駄に

地元での報道によると、連邦および州の保健機関で、インフルエンザの流行を防止するために保管していたワクチン650万本の使用期限がすでに過ぎていることが分かりました。連邦会計検査院の報告で明らかになったもので、損害額は7800万レアルに上ります。この…

犯罪組織が未成年者におもちゃの銃で強盗させる

地元紙の報道によると、高級時計の強盗を繰り返していたと見られる犯罪組織のメンバー5人(一番若いのが23歳で最年長者が45歳)がさきごろ、サンパウロ市の中心街で逮捕されました。同組織は、大サンパウロ首都圏のフランシスコ・モラット市、カジャマール市…

日本人が生産する珍味「フェイジョア」

リンゴ栽培で有名なサンタ・カタリーナ州に住む大谷周さん(71)が、ブラジルでもあまり知られていないフルーツ「フェイジョア」を25年前から栽培を始め、昨年ようやく4トンの果実を市場に出荷しました。ブラジルでも栽培実績のない果物で、試行錯誤を重ね…

農業

ブラジルの小さな町で「ガンバレ、ニッポン」

リオデジャネイロ州ペトロポリス市で今年も、8月6日から14日まで文化祭が開催されます。この文化祭はペトロポリス市役所、在リオ日本総領事館及びペトロポリス日系協会の共催で開催されてきましたが、今年は東日本大震災のために自粛するということで、…

行事

ATM爆破強奪犯が染色料除去剤開発

ブラジルではATM(現金自動預け払い機)爆破強奪犯と取締り当局・銀行との攻防戦が続いています。銀行はATM爆破の際紙幣がピンク色に染色される技術を開発、当局は色の付いた紙幣は偽札として流通を禁止する措置を講じ、対抗策を実施しています。それ…

高過ぎる携帯通話料金

ブラジル人は携帯電話サービスに対して世界中で最も高い料金を支払っている──国連の専門機関の一つ国際電気通信連合の見立てです。全世界における携帯電話サービスの料金は過去2年間で平均22%低下しているにもかかわらず、ブラジルではわずか7%しか下が…

フォルクスワーゲン工場(パラナ州)でストライキ

地元紙によると、サンパウロ州の南隣州であるパラナ州のフォルクスワーゲン工場でストライキ解決の目途が立たず、発生から1か月が経過しました。フォルクスワーゲンのストは、同州で起きた自動車のストとしては最長期間になります。同ストの原因は、ボーナ…

サンパウロ市議会、新税金案を承認

サンパウロ市議会はさきごろ、固定資産税(IPTU)の比例化とノッタ・フィスカル・パウリスターナ、その他税金に関する法令(カサビ市長の税金パッケージ案)を承認しました。投票に参加した43市議のうち33人が賛成票を投じ、議決に必要な28票を上回りま…

世界平均上回る喫煙での死亡率

ブラジルでは最近、喫煙者数が減少していますが、慢性閉塞性肺疾患による死亡率が世界平均を上回るようになりました。国立がん院が「世界禁煙デー」イベントで発表したもので、国内の慢性閉塞性肺疾患による死亡者のうち男性は10人中8人(世界平均は5人)…

福島原発事故、ドイツの原発閉鎖が影響、原発建設計画を放棄

福島第1原子力発電所事故の影響で世界各国が原子力発電所の見直しを迫られています。先進諸国では初めてドイツ政府が2022年までの原発の閉鎖を決め、中国も新規の原発建設を中止するなどエネルギー政策の変更を余儀なくされています。エスタード紙が報じた…

反同性愛偏見キット、偏見防止にならないと配布を一時中止

地元紙の報道によると、ジルマ大統領はカトリック教会と福音教会からの圧力により、文部省が作成した「反同性愛偏見キット(ビデオ)」の配布を一時停止しました。停止のさい同大統領は、「政府が性的選択のプロパガンダや個人のプライバシーに干渉するつも…

「大サンパウロ圏」が公式名称に

サンパウロ州議会が24日、「大サンパウロ圏」の名称を公式とすることを承認しました。同名称は市民の間では日常的に使用されていますが、あくまでも便宜的な俗称で公式名称ではありませんでした。今回の議会承認で大サンパウロ圏は39都市からなる正式な機関…