中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

汚職で消える720億レアル

ブラジルで発行されている週刊誌の報道によると、ブラジル国民が1年間に官僚の汚職で失う金額は720億レアル、約3兆円にもなります。この金額は1年間にブラジルが道路改修に投じた金額の60倍にも当たるそうで、この汚職がなくなれば、国民の一人あたりの所得…

東京の地下鉄駅でブラジル写真展

東京の地下鉄飯田橋駅コンコースなどで、大統領の来日を記念、今月いっぱい写真展が行われています。ブラジルの様子を写した写真展です。ブラジルに興味のある方は、是非ご覧ください。 残念ながら、まだ日本ではそんなにブラジルに興味を抱く人はいません。…

ブラジルに日本無関心

今ブラジルのルーラ大統領が来日中です。ところが、両国の共同声明はおろか、大統領来日の報道もありません。NHKなどは欽ちゃん球団の草野球の結果を報道はしても、南米の大国で大親日国の元首の訪問は無視するのです。 これは日本のブラジルに対する考えが…

ブラジル大統領、本日から日本訪問

ルーラ大統領は24、25、26、3日間の韓国訪問を終え、今日26日午前、日本を訪れ28日まで滞在します。大統領一行には、アントニオ・パロッシ財務相、ルイス・フェルナンド・フルラン開発産業貿易相、ロドリゲス農務相、マーレス・ギア観光相、ジョ…

日伯交流に尽力の野村元連邦下院議員死去

日本語が巧みで、政治家らしい声で演説がうまく、日本の政治家とも交流の深かった野村丈吾氏(のむら じょうご=元連邦下院議員)が19日、呼吸不全のためサンパウロ市のサンタ・クルス病院で死去されました。享年85歳でした。 野村氏は、サンパウロ州レジ…

JAL、フランス経由の航空路はパリ観光に便利

新しくパリ経由の南米線をJALが開設しましたが、その試乗記がサンパウロ新聞に掲載されています。試乗した記者によれば、この新路線はパリで7時間も乗り継ぎ時間があるため、その間に十分なパリ観光を楽しめるそうです。以下は、その試乗記の一部です。 空港…

サンパウロ州高等裁判事に4人の日系人就任

新しくサンパウロ州高等裁判事に就任したのは、石原よしあき(62)、築田きょういち(57)、上田まさみ(62)、畑中パウロ(63)の4判事。 築田判事は、「渡部氏(渡辺和夫元サンパウロ州高等裁判事)、原田清氏は、我々判事の希望の星であり、お二人のよう…

日本での新規就労希望者、頭打ち

ブラジル日系人の20%が日本で働いているといわれるが、出稼ぎ希望者のほとんどはすでに日本で働いているといわれます。このためかブラジルでは、出稼ぎ斡旋業者が片っ端から日系人宅に<日本で働きませんか>と勧誘の電話をかけているそうです。 日系人宅の…

当NPOで渡伯したボランティアが新聞に登場

NPOチャレンジブラジルのプログラムでブラジルへ行き、ボランティアに精を出しているN子さんが現地の新聞で紹介されました。下記にその一部を紹介します。 N子さん<24歳・東京都出身>は現在、サンパウロ総合大学の外国人向けポルトガルコースに通う傍ら…

葬儀を狙う窃盗、強盗犯

ブラジルの邦字紙には、死亡通知と会葬御礼の広告が多く掲載されますが、最近、その広告に遺族の住所が明記されないことが多くなりました。邦字紙の記者によりますと、遺族の住所を掲載すると、弔問客を装った詐欺師や窃盗犯まで訪れ、香典、その他の金品を…

ルーラ大統領の訪日日程

ルーラ大統領は26日午後に韓国から東京入り、夕方、小泉首相と首脳会談、共同声明を出す予定です。翌27日は、朝から経団連一行や日伯議員連盟代表らと会合するほか、昼には天皇陛下との昼食会が予定されています。午後に入ってブラジル大使館主催の経済セ…

韓国人の姉弟が白昼、拉致される

ブラジルでは今、誘拐ビジネスといわれるほど誘拐事件が続発していますが、つい先頃サンパウロ市の東洋人街で、学校へ送ってもらうために駐車場で父の乗用車を待っている幼い姉と弟が誘拐されるという事件がありました。午前7時頃の出来事で、白昼の誘拐事件…

増加する最低給与以下の階層

ルーラ大統領になってからは最低給料の引き上げ率が下がったといわれますが、地理統計院IBGEの調べによれば、国内6大都市での3月時点での最低給料260レアル未満の受領者が02年の全労働者の11・1%から今年は16・7%に増えました。 工業化が…

ディーゼル油・天然ガス兼用のエンジン量産体制

ブラジルの燃料対策は、乗用車の場合、ガソリンとアルコールの両方で動くエンジンが開発され、すでにそれを搭載した乗用車が市販されていますが、トラック用のディーゼルエンジンは、経油と天然ガスの両方で動くエンジンが量産体制に入りました。 これにバイ…

内山勝男記念図書館が開館

昨年9月、94歳で亡くなったサンパウロ新聞編集主幹だった内山勝男氏の業績を称える図書館が、開館しました。サンパウロ市内にある松柏・大志万学院内に設置されたもので、内山氏の蔵書だった3000冊、同氏の友人でミナス州在住の渋谷信行氏からの寄贈書…

谷氏、選管委訴訟正式取り下げ

4月30日の文協会長決選投票を辞退した谷広海候補は、選挙管理委員会(原田清委員長)に対する訴訟を取り下げました。谷派の事務局長だった徳力啓三氏とともにサンパウロ新聞社を訪問した谷氏は、決選投票までに正式な辞退届を提出できなかったことについて…

大捕り物作戦で密輸犯58人を逮捕

地元紙によると、史上最大の密輸犯摘発作戦が連邦警察で実施され、ボスら58人を逮捕しました。作戦はパラナ、サンパウロ、マット・グロッソ、マット・グロッソ・ド・スールの4州で一挙に行われ、犯人逮捕と同時に大量の密輸品も押収しました。 この作戦で連…

元勝組のリーダー、30年の逃亡生活

第2次世界大戦中、日本の勝利を信じる勝ち組みの若者たちが、敵性国の危険人物として警察に拘引されることが絶えませんでした。1943年、パウリスタ線ツッパン地区の勝ち組み青年リーダーだった高野勇さんは、敵性国の危険人物として警察に拘引、拷問に近い…

文協会長選、現職の上原氏の勝利

日系社会が大騒ぎしていたブラジル日本文化協会会長の決選投票が、予定通り行なわれ、現職の上原氏の圧勝に終わりました。 以下、サンパウロ新聞から。 ブラジル日本文化協会<上原幸啓会長>の役員改正に伴う決選投票が予定通り30日午後2時<日本時間1…

大統領の「お尻発言」が大波紋

ルーラ大統領が、「国民はもっと低い金利を探すためにトラゼイロを上げようとしない」と言ったことが政財界からごうごうの非難を浴びています。トラゼイロとは辞典ではでは後部ですが、転じて俗語で「尻」の意に使われています。日本語に訳すれば、「ブラジ…