日系団体の主催で、サンパウロ市内で開かれる予定だった反中国集会が、延期になりました。日本に対する中国の内政干渉にもにた抗議には、ブラジル在住の日本人にとっても看過できない問題ですが、ここブラジルでは中国、韓国、北朝鮮各国の出身者が仲良く共存して生活しています。延期になったのは、そんな平和な生活を乱す必要はない、という新聞コラム氏の戒めによるもののようです。
計画では、東洋人街の中心リベルダーデ広場で集会を行った後、プラカードなどを持ち、在サンパウロ中国領事館の前で抗議行動を行うものだったそうです。ブラジルに渡った日本人たちの祖国を思う心情はよくわかりますが、新聞のコラム氏が述べるように、ブラジルでの抗議行動はやり過ぎなような気がします。
むしろ共存共栄してる姿をアピールすることで、中国、韓国、日本は「もっと仲良くしてくれ」と呼びかけるのが本筋ではないでしょうか。
