中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

2006-01-01から1年間の記事一覧

最高裁が議員給与倍増案に待った

ブラジルの上下両院執行部が国会議員の給与倍増案を決定(現行1万2847レアルから2万4500レアルに引き上げ)しましたが、国民の神経を逆撫で、ブラジル弁護士会(OAB)や全国司協会(CNBB)など有力団体からも強い批判を受け、連邦最高裁も…

大気汚染のひどいサンパウロ市

サンパウロ大学の調査によると、サンパウロ市内の大気の汚れはひどく、たばこを吸わない人でも1日2,3本を吸ったのと同じ汚染度だと言います。大気汚染の原因は、自動車。調査を担当したサンパウロ大学の教授は、「車の排気ガスの規制を強めると同時に、市内…

TVニッケイエリアが拡大

サンパウロで日系人向けのテレビ放送をしているTVニッケイ(宮城パウロ社長)がこの12月から、放送エリアをサンジョゼー・ドス・カンポスとイタペチニンガの両市に拡張しました。これにより「9都市、116万人の聴取者を確保することが可能になったそうです。…

左翼一辺倒ではないラ米

ラテンアメリカの政治状況について、現地の新聞に解説記事が載っていましたので掲載します。 ◇ 英エコノミスト誌最新号はラ米の大物独裁者、右翼のピノチエト元チリ大統領が去り、キューバのカストロ議長(左翼)がいま病床にあって、80歳の誕生日の祝いに出…

連邦最高裁長官も襲われるリオ

グラシエ最高裁長官がさきごろ、ゴヴェルナドール島のトン・ジョビン國際空港からリオ市内のホテルに向かう途中、ハイウエーの「リニャ・ヴェルメリア」で、ピストルで武装した覆面の8人組に襲われました。同長官と同乗のメンデス判事は奪われた専用車から路…

やっぱり日本は遠い国

ブラジルの著名な横文字新聞「エスタード・デ・サンパウロ」紙に「世界のキス」というタイトルで主要各国の「キス」事情が掲載され、日本の項目に「ある地域では口で眉毛を抜く習慣がある」と書かれていたそうです。日本人なら誰もが首を傾げる内容で、サン…

375対420のせめぎ合い

ブラジルの新しい最低賃金をめぐり、労働団体と政府がせめぎ合いを続けています。労働団体は420レアル(約23000円)を主張し、政府は375レアル(連邦予算にはこの数字が組み込まれています)を更に下回る367レアル(約20000円)を提案しています。政府が最低…

サンパウロののっぽビル

サンパウロで一番高いビルは、50階建てで、高さが170メートルのパラシオ・ザルズール(Av・プレステス・マイア)だそうです。これまで、サンパウロで一番高いと思われているエジフィシオ・イタリアは42階建て、高さは160メートルしかありません…

連邦政府百周年記念組織委が発足

2008年の日本移民百周年記念事業推進に対してブラジル政府も取り組みを開始、さきごろ、連邦政府による『ブラジル日本移民百周年記念組織委員会』の設置が決まりました。組織委員会委員には連邦政府の全大臣はじめ伯銀、連邦貯銀、ペトロブラス、郵政公…

日本人の結婚詐欺師現る

結婚詐欺というのは日本で古くからある詐欺師の手口ですが、サンパウロでブラジル人女性を相手に数万レアル(100万円から200万円ぐらいか)を巻き上げる事件が発生した。これを知った日系社会の1世たちは、「ブラジルでは日本人というだけで信頼され…

モデルの4人に1人が肥満恐怖症

リオのエリテ・ワン・レキペ・モデル派遣会社のコンサルタントであるマルコ・トマソさん(心理科医)によると、 モデル嬢の2から4%が肥満ノイローゼかかっているそうです。同氏はブラジル全土のモデル4000人を往診した経験から、そうした結果を導き出…

日系社会の記録『百年の水流』が好評

2002年から翌03年にかけてサンパウロ新聞に『我が同胞・百年の水流』の題で233回にわたり連載されて注目を浴び、今年、『ブラジル日系社会・百年の水流ー日本外の日本人とその子孫の歴史を創った先人たちの軌道』(外山脩著、ジャーナリスト)とい…

ルイス・グシケン政策顧問、政界を引退

ジルセウ前官房長官、パロッシ前財務相と並びルーラ政権の三本柱とされたグシケン前広報長官が、ルーラ大統領の再選が決まったことで、政界の引退を発表しました。グシケン氏の引退で、ルーラ内閣を作り上げた3本柱の時代が終わったことになります。グシケ…

ブラジルが核拡散防止条約離脱?

ブラジルのサムエル・ギマランエス外務次官が、核技術の原料と技術を平和利用するため、核拡散防止条約離脱について、その可能性について語りました。リオで開催された第四回国家戦略研究会の席上でのことで、中国及びインドなどの非加入国が核兵器開発に高…

ブラジルの自動車会社、投資拡大

ブラジルの自動車市場が急速に拡大しています。このため自動車メーカー各社は、新規投資に前向きになってきました。 フォルクスは2002年以降、新規投資を行っていませんでしたが、2011年までに25億ドルの投資に踏み切る予定です。また、GMも20…

ゴールドより石油・ガスの時代

サンパウロ州北部の海浜都市サン・セバスチオン市が、いま不動産ブームに沸いています。同市沖合いの海底には豊富な天然ガスが眠るメシリオン・ガス田があります。ペトロブラスがその開発に乗り出し、陸地の施設だけでも20億ドルを投資する計画が発表され…

強盗の上前をはねた強盗

サンパウロもひったくりなど、治安の悪いところですが、観光地のリオデジャネイロはサンパウロ以上の治安の悪さです。こういった事件が報告されています。 20日過ぎの夜、リオ市内を自家用車(アストラ)で帰宅途中のルシアネ・ピニエイロスさん(31)一…

いずこの国も同じ、お手盛り歳費

ブラジルでは総選挙で新たな議員が誕生しましたが、国会では早くも、俸給の引き上げが検討されるようです。提案では、現在1万2847レアル(約78万円)を約2倍に引き上げるとなっており、これは連邦最高裁判事の給料並みということです。この提案は、…

サンパウロ市にゲイ・センターを設立

サンパウロ市都心でのゲイ・パレードはいまや同市の名行事となり、毎年開かれています。サンパウロ市では、それに参加するゲイの人たちの要望に応え、ゲイ・センターを設立、情報・観光案内などのサービスを行うことになりました。。 ゲイ・センターの設立は…

ブラジルでサマータイム実施

ブラジルでは例年、夏場になるとサマータイムが実施されますが、今年も11月5日からサマータイムになります。1時間繰り上がることになり、午前10時は午前9時というようになります。近々ブラジル旅行を考えている方は、気を付けましょう。 このサマータ…

ブラジル日系人の珍行動

犯罪が多く、少しの油断もできないブラジルで暮らす人たちは、日本へ来てもその習慣がでてしまう。例えば、観劇の時や駅などで生理的欲求のために席を立つ場合、全ての持ち物を手にトイレを探し、用を足す。大きな荷物を両手に持ち、うろうろとトイレを探し…

日系連邦下議4人誕生

1日に行われたブラジル総選挙で、下院議員にサンパウロ州からウイリアム・ウー氏、飯星ワルテル・シンジ氏、パラナ州から高山秀和氏、谷口カシオ氏が当選、これまでの1人から日系下院議員は4人になりました。また、州議会議員は、パラナ州、南マットグロ…

相談会の開催

NPOチャレンジブラジルでは、下記の日程で、相談会の開催を予定しています。ブラジルに興味のある方は、ご出席ください。日時:11月3日 13:00〜17:00 場所:豊島区生活産業プラザ 6F 研修室1 会費:無料ブラジルより帰国中の鈴木理事長ら…

アメリカがブラジルでの海賊版取り締まりに本腰

ホワイトハウスは、ブラジルでの海賊版横行に手を焼き、ブラジリア駐在米大使館に海賊版撲滅担当官を送り込むそうです。米国製品の知的所有権侵害商品を摘発するのが目的で、CD、DVD、電算機プログラム、電子フイルム・ファイル、音楽等に関して地元警…

30秒で難病治療 インジオ伝授の療法 

信じる信じないは個々の判断に任せますが、サンパウロ新聞に次のような記事がありました。興味ある話なので、掲載しておきます。 高度な先端医療でも治せない難病を、インジオから伝授された治療法で治る。この信じられないような話の判断は読者がにまかすが…

海外日系人大会開催

第47回目の日系人大会が東京の憲政記念会館で開かれました。18カ国から160人の日系人が参加、国内参加者を含め300人が出席しました。この大会の日、内閣の首班指名が行われ、安倍総理が誕生、この大会に寄せられた安倍総理の祝辞が公式に出される…

マクドナルドが伯国の全店舗売却

ブラジルでの報道によりますと、マクドナルドはブラジル国内の店舗を売却することにしました。ブラジルに限らずメキシコやプエルトリコを含む中南米の1600店舗を対象にしており、売却総額は八億ドルにもなるそうです。ブラジルのマクドナルドに入ったと…

ブラジルは重税国

ルーラ大統領は就任直後、「02年以後税金は減少の一途を辿る」と公約していました。しかし、実情は上昇するばかりです。02年は国内総生産GDPに対する税負担率は35・61%でしたが、04年には35・88%、05年37・37%と上昇するばかりで…

身売りしたヴァリグ航空の前途は多難

ブラジル航空業界の王者として君臨したヴァリグ航空は、身売り後、今や見る影もない会社になってしまいました。それを象徴するのが、ブラジル航空界のシェアーで、TAM(タム航空)が51・4%、ゴール航空が37・4%を占め、ヴァリグ航空はわずか2・…

22年ぶりの寒波襲来

多くの日本人は、ブラジルは熱帯で、常夏の国と思っている人が少なくありません。しかし、ブラジルは広く、アマゾン地方のような熱帯もあれば、南ブラジルは温帯に近い気候なのです。9月に入ってブラジル南部を中心に、22年ぶりといわれる寒波が襲い、農…