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韓国人の姉弟が白昼、拉致される

 ブラジルでは今、誘拐ビジネスといわれるほど誘拐事件が続発していますが、つい先頃サンパウロ市の東洋人街で、学校へ送ってもらうために駐車場で父の乗用車を待っている幼い姉と弟が誘拐されるという事件がありました。午前7時頃の出来事で、白昼の誘拐事件に日系社会でも緊張の度を深めています。
 誘拐されたのは、韓国人の11歳の娘と9歳の息子の姉弟。父親に学校へ送ってもらうため、ガレージから出て来る父親の運転する乗用車を待っていたところ、黒色の自家用車が急停車。車からピストルと機関銃で武装したブラジル人3人が降りてきて、姉弟を車内に連れこもうとしました。 
 その現場をを目撃した父親は拉致されないように、車から飛び出して、子供たちを連れ戻そうとしなしたが、犯人が機関銃を威嚇発射。父親がひるむスキに姉弟を無理やりに車内に連れ込み逃走しました。
 同日夜になっても犯人からは、身代金の要求も無く、犯行の目的は不明。被害者姉弟の両親は拉致された場所に20年以上住んでおり、隣の区で婦人服製造業を営んでいるといことです。