中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

2006-01-01から1年間の記事一覧

現職大統領、再選の可能性濃厚

10月に予定されている大統領選挙で、現職のルーラ大統領の再選の可能性が高まってきました。各種世論調査を見ても、現職の優位は動かず、決選投票を待たず現職の圧勝に終わりそうです。 選挙を前に、生活補助金の支出や公務員の俸給値上げなどが矢継ぎ早に行…

犯罪組織PCC の43人一網打尽

リオグランデ・ド・スール州ポルト・アレグレ市の2銀行、アラゴアス州マセイオの1銀行から現金を盗み出そうと2か所で地下トンネルを掘っていた犯罪組織PCC(都第一コマンド)一味が、ブラデスコ銀行ボツカツ支店襲撃を狙っていた同組織グループととも…

犯罪組織幹部を路上で逮捕

サンパウロ軍警隊は先月末、サンパウロ市西部のピリツーバ市で犯罪組織PCC(都第一コマンド)のリーダー、アリエル・タデウ・リベイロ(32)を逮捕しました。PCCのリーダーらは現在16人と判明しており、タデウはその中の一人で、ピリツーバ市とオザ…

グアス行きのバスを強盗が急襲

世界的な観光地イグアスへ向かうサンパウロ発のバスが、サンパウロから140キロ走った地点で強盗に襲われ、乗客43人が文字通り身ぐるみをはがされました。それこそ裸にされ、バスの荷物室に押し込められたのです。8月16日深夜の出来事です。強盗は8…

美容術が身を救う

ブラジルの新聞コラムで紹介されている話です。美容のために豊胸手術をしていたイスラエルの女性が、豊胸のために注入したシリコンで砲弾の破片が体に深く刺さらず、軽いケガで済んだというのです。そのコラムを紹介しましょう。 イスラエル北部のナシリヤで…

名門プロチーム受難の年

伝統に寄りかかり、大型選手ばかりを集めたプロ野球の名門、読売ジャイアンツが低位にあえぎ、苦しんでいますが、事情はブラジルでも同じ。サッカーの名門、コリンチャンスが最下位にあえぎ、2部リーグ落ちが囁かれるほどの惨状です。 決して優秀選手がいな…

ヴァリグ航空女性乗務員の就職先

ついに倒産に追い込まれたヴァリグ航空の女性乗務員たちのその後の動静です。報道によると、彼女たちは4カ月近くも給料をもらっていなかったとか。だからというわけでもないでしょうが、若い女性乗務員の中には、「プレイボーイ誌」のヌードモデルをするの…

難しいブラジルの馬券戦術

競馬のレースとして、日本ではブラジルカップ、ブラジルではジャパンカップが行われていますが、ブラジルへ来た競馬好きには、勝ち馬を当てるのは至難の業のようです。というのは、日本と違って競馬情報紙誌が少なく、馬やレースに関するデータが極端に少な…

W杯後の明暗二人

ブラジルサッカー界でW杯後の明暗二人といえば、セレソン監督になったドゥンガとロナウドでしょう。ドゥンガはブラジルナショナルチームの監督という華やかな舞台に上り、人気はうなぎ登り。彼をCMキャラクターに採用していた大手自動車メーカーのGMは、「彼…

風邪ひきが多くなった日系社会

ひところの暑さが嘘のように、ここのところサンパウロ市は冷え込んでいるようです。最低気温が10度前後で最高気温が24度前後ですから、日本の感覚で言えばそんなに寒くはないはずなのですが、元々が気温の高い国、体感温度では0度ぐらいの感じなのでしょう。…

ブラジル女性の死因1位はガン

サンパウロ大学が10歳から49歳までの女性を対象に調査した死因調査によると、1位はガンであることが分かりました。ガンの中でも一番多いのが乳ガンで、次いで腸ガン、子宮頸ガンの順になっています。2位が脳出血、3位がエイズ、4位が殺人となっています。交…

JALファーストクラスで提供される南部美人

タイトルだけをみると、岩手県出身の美人のスチュワーデスさんが、ファーストクラスでサービスをしてくれるのかと早合点しそうですが、南部美人というのは清酒の名前。つまり、同県名産の銘酒「南部美人」が、JAL(日本航空)ファーストクラスでの飲み物…

国籍復帰を求める人の心の中

ブラジルに帰化した日本移民が、日本人へ戻りたいと日本国籍への復帰を求める運動が高まりつつありますが、復帰を求める人の中にはこんな人も含まれています。それは幼い頃、両親がブラジルへ移住するために嫌々ながらついてこなければならなかった人たちで…

サッカー少年、8万2000レアル拾った

ブラジル現地での報道によると、さる7月22日、北リオグランデ州の州都ナタール市で、サッカーをしていた少年たちがボールを追っていて、札束8万2000レアルを詰めた袋を発見しました。彼らは気味悪くなって警察に通報、警察が現場を調べたところ、他…

インターネットでの買物客が急増

eバイト社の調査によりますと、このところインターネットでの買物が急速に増えています。上半期は17億5千万レアルと79%もの増加でした。年初の予測では、15億レアルもいけば上々とみていたといいますから、この伸び率には驚かされます。この調子で…

サンパウロの気温、冬らしくなる

異常な高温に悩まされていたサンパウロも、8月を迎えて、冬らしく気温も低下してきました。先月30日には、10度まで一気に気温が低下、やっと冬らしくなったということです。このため通行人の服装も、それこそ一夜にして冬着スタイルに変わったといいま…

真冬のサンパウロ市で気温30度

日本でも集中豪雨など、異常気象が取りざたされていますが、ブラジルでも同じことで、異常な高温状態が続いています。真冬だというのに25日のサンパウロ市は、日中の気温が30度を越えました。ミランテ・デ・サンターナ国立気象台が設立された1943年…

教育改革に情熱を燃やす朝倉教授、下議選に出馬

10月に行われる連邦下院議員選に、名門大学のマッケンジー大学教授、朝倉・オスカル・健次郎氏(43歳、二世)がブラジル社会民主党(PSDB)から出馬します。朝倉教授は、出馬理由を、「基礎教育を変えなければブラジルはよくならない。そのための立候…

勝ち組負け組騒動の真相解明連載始まる

ブラジル日系社会における「勝ち組負け組の抗争」は、ブラジルに関心のある人なら誰でもが知っている事件です。しかし、これが何故起き、何が原因だったのかについては、漠然としか語られていません。日系社会の汚点として、これまで語られることが少なかっ…

留守家族に対し振り込め詐欺頻発

ブラジル留学、研修生の留守家族に対し、振り込め詐欺が頻発しています。事態を重視したサンパウロ総領事館では、在留届けをしている日本人に対し、留守家族に対し注意をするよう警告を出しました。 <対策> 1,すぐに金を振り込まない 2,電話を切ったら…

犯罪組織PCCの幹部ら21人を逮捕

サンパウロ州各地で暴動を起こし警察関係者らを殺害したPCC(都第一コマンド)事務所をサンパウロ組織犯罪捜査課(Deic)が急襲、 同組織の幹部や弁護士ら21人を逮捕しました。犯罪捜査課の手入れは、サンパウロ州内各地で一斉に行われ、今回の逮捕…

ヴァリグ航空、中国人投資家が手中にする

破産取り扱い裁判所によるヴァリグ航空の競売で、アエロ・トランスポルテス・アエレオス社(元ヴァリグ航空の子会社だったヴァリグログの新設した子会社)が2400万ドルで競り落としました。 アエロ社の親会社ヴァリグログを買収したのはヴォロ社で、どう…

ブラジル人犠牲者4人 イスラエル軍攻撃の巻添え

イスラエル空軍によるレバノンへの攻撃が続いていますが、ブラジルでの報道によると、ブラジル人にも犠牲者が出ています。記事を紹介します。 13日、レバノン南部スリファに対するイスラエル軍空爆によって4名のブラジル人犠牲者が出た。 パラナー州フオ…

風雲急を告げるイグアスーの滝周辺

観光の名所で、アラブ系人の多いイグアスーの滝周辺(フォス・ド・イグアスー市)が、テロ組織「アルカーイダ」の中継基地になっており、テロ分子らがそこからメキシコ経由で米国へ潜入しているとして、テロ取締りのため米政府が特別任務部隊を編成する法案…

W杯応援も気を遣うお嫁さん

W杯はすでに終わりましたが、典型的だった移民家族の応援風景を紹介。 日本対ブラジル戦が行われたときのある家庭。おじちゃん、おばあちゃんに、息子夫婦、孫がいて、揃ってテレビ観戦。移民の1世であるおじちゃん、おばあちゃんはもちろん日本を応援。残…

サンパウロでの犯罪組織暴動の深層

先ごろサンパウロを中心に犯罪組織(都第一コマンド)による当局襲撃事件で、「あの暴動はアルキミン候補の大統領選出馬を阻止することが目的だった」と、フルカワ前サンパウロ州刑務所統括長官が国会で爆弾証言しました。確かにあの暴動の後の世論調査では…

所変われど理想の異性像は変わらず

サンパウロ日伯援護協会福祉部では、結婚相手に恵まれない男女を集め「お見合い会」を開催しています。さきごろ第30回目のお見合いの会が開かれました。この会を開くたびに、平均一組ずつのカップルが成立しているそうです。 会の参加者の平均年齢は三十代…

10月の大統領選でアルキミン支持上向く

この10月の大統領選に向けて、現職のルーラ大統領派、対抗馬と見られるアルキミン前サンパウロ州知事派の追い込みが激しくなってきました。出だしではアルキミン支持が急激に高まり、大統領の交代は当然と思われていたのが、4月、5月になって失速、ルー…

帰化した日本移民が日本国籍復帰を熱望

ブラジルへ移民、土地取得や経営資金の融資を受けるためやむを得ずブラジルに帰化した日本移民約1万人が、日本国籍への復帰を熱望しています。1960年代、独立して農業用の土地を取得をしたり、商売を始める資金の融資を受けるためには、ブラジル人であ…

サンパウロの胃袋を支えた日本人移住者

1966年以来、サンパウロ市民の台所を支え続けているサンパウロ州中央食糧配給センター(CEAGESP)の40周年式典がさきごろ同センター内で開かれました。式典には、西林万寿夫・サンパウロ総領事、上原幸啓・日本文化協会長、松尾治・在伯都府県…