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W杯後の明暗二人

 ブラジルサッカー界でW杯後の明暗二人といえば、セレソン監督になったドゥンガロナウドでしょう。ドゥンガはブラジルナショナルチームの監督という華やかな舞台に上り、人気はうなぎ登り。彼をCMキャラクターに採用していた大手自動車メーカーのGMは、「彼の起用で売上高が伸びた」と大喜び。
 一方、暗の方はとなると、ロナウドでしょうか。W杯前はテレビにも何回となく登場、ブラジルは必ず優勝すると語っていましたが、結果は惨敗。今では「大言壮語居士」という立場に急落し、彼をCMに登用していた企業はいずれも音無のかまえ。国民からは「鯛は腐った」とまで酷評される始末です。
 ブラジルのサッカー選手は、有名になって金を稼ぐ人ほど、その立場は微妙なようです。ということは、ドゥンガだって、成績次第ではいつロナウドの立場になるか分からないということですが。