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真冬のサンパウロ市で気温30度

 日本でも集中豪雨など、異常気象が取りざたされていますが、ブラジルでも同じことで、異常な高温状態が続いています。真冬だというのに25日のサンパウロ市は、日中の気温が30度を越えました。ミランテ・デ・サンターナ国立気象台が設立された1943年以来、この時期のサンパウロ市で30度を観測した記録はないそうです。このため市民には熱中症に罹らないよう、なるべく水分をとり、午前10時から午後4時までは屋外での過激な活動を避けるようになと警告が出されました。この暑さについて気象台は、発達した高気圧が、南方からあがって来る寒気団を阻んでいることが原因としています。

 一方、異常気象は観光地イグアスーも同じで、過去70年間で最大の干ばつに苦しんでいます。流水量を誇るイグアスー滝の減水が著しく、一日平均3000人が訪れる観光客を失望させているそうです。

 筆者も何度かイグアスーの滝を訪れていますが、干ばつで岩肌が剥き出しになった時に行ったこともあります。さすがにがっかりしましたが、散策道を歩いていても雨合羽の必要が無く、これだけは助かりました。