中南米の最新情報

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出稼ぎの実力

 ブラジルから日本へ、実に30万人近くのブラジル人が働きにきています。日本国籍者や二重国籍者を含めると、その数は40万人ともいわれています。ブラジルから最も出稼ぎに行ってる国はアメリカ合衆国への100万人で、日本へはそれに次ぐ規模です。
 彼らがブラジルへ送金すする金額は、日本だけからでも22億ドルに上り、ブラジルの外貨獲得に大いに貢献しています。全世界からの出稼ぎ者のブラジルへの送金高は、ブラジルのコーヒー輸出額を上回るともいわれています。
 日本の労働力不足はますます顕著になり、現在、年間で60万人の労働力不足といわれています。この人たちがその不足を埋めているわけで、こうした人たちがいなければ、とうの昔に年金などは崩壊していた可能性があります。
 日本は戦後の貧しい時代に移住者を受け入れることでブラジルに助けられ、そして今その子孫たちにまた助けられているのです。ブラジルという国は、日本とはそうした深いつながりで結ばれている国なのです。