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サンパウロの日系社会大揺れ

 4月下旬、日系社会の総本山ともいうべきブラジル日本文化協会(文協)の会長選挙が行なわれます。会長選挙が行なわれるのは、文協創設以来初めての出来事で、しかもブラジル移住者たちの最大の行事である「移民100年祭」を仕切ることになる会長ということもあって、日系社会の話題をかっさらっているのです。
 会長選挙には3人が出馬し、それぞれの色分けは2世中心の候補、1世と2世の連合軍が押す候補、1世中心の候補と三つ巴の戦いになっています。今のところ情勢は五分五分で、一列に並んで走っている状態です。
 この選挙の結果次第では、日系社会が完全な2世時代に入るのか、それとも日系社会はやはり1世が担っていかなければ、ということになるのか、今後の流れがはっきりとしてくることになると思われます。