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アルゼンチン選手を人種差別発言で拘束

   南米リベルタドレス・サッカー杯争奪戦第3戦、アルゼンチンのキルメス対サンパウロ戦が、サンパウロのモルンビー蹴球場で行なわれましたが、その試合中、キルメスのDFデザバット選手が人種差別の発言をしたとして、試合集後直ちに拘束され警察署へ連行されました。試合は3対1でサンパウロの楽勝でした。
 デザバット選手拘束の理由は、サンパウロ・チームのFWグラフィッテ選手に対し、試合中、「マカコ」(猿)、「ネグリット」(ニグロ、黒人)と差別発言を繰り返していたためです。この発言の模様はテレビでもはっきりととらえられていました。
 警察当局によると、「ヨーロッパ、アルゼンチンではブラジル人レギュラーはあのような侮辱を受け通しであるが、ここブラジルでもそれが見逃されると思っていたら大間違いだ」と人種差別に対する厳しい態度を見せています。