アフリカ諸国を歴訪しているルーラ大統領は、セネガルを訪問した際、同国に1978年にユネスコが建設した「奴隷の家」で、涙を流しながら謝罪しました。16世紀から18世紀に奴隷として連行された収容所を再現した「奴隷の家」は、悲惨な奴隷たちの実態を再現したもので、あまりのひどい状態に随行した政府要人も涙を流したと伝えられています。
奴隷はこのセネガルから8カ国に売られていき、ブラジルは彼らを最も多く受け入れた国だったといいます。大統領は、「先人になり代って謝罪した」と語り、奴隷はユダヤ人迫害と並び、人道上世界最大の汚点だと強調したそうです。