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文化協会会長選、裁判沙汰に発展

 ブラジル日本文化協会の会長選が、ついに裁判沙汰にまで発展しました。1世たちに後押しされている谷候補が、「選挙管理委員会は公正ではない」と、決選投票の中止を目的に提訴したためで、これには日系社会の主だった人たちも、ちょっと首を傾げています。同じ日系社会の会長選挙、それも友情と人情が持ち味の日系社会の中にあって、何も国家権力によって解決する問題でもなかろう、というわけです。
 一部の報道によれば、提訴は受け付けられたものの却下されたという報道もされていて、30日(日本時間の5月1日午前2時から)の選挙は予定通り実施されそうです。
 元々日系社会、特にサンパウロを中心とした日系社会は騒ぎが起きやすいところで、それだけ移住者たちは負けず嫌いで主張が強く、またそうした人物なければ異国での成功などおぼつかない、ということなのかも知れません。この選挙騒動で、1世と2世の溝がますます深まったと心配する常識人も多いようです。
 決選投票、どうなるでしょうか。