中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ブラジルでも牧師の悪事が発覚

 日本では牧師のワイセツ事件が世間のひんしゅくを買っていますが、ブラジル・サンパウロでも悪徳牧師がさきごろ、強盗の疑いで逮捕されました。神に仕える身でありながらこの牧師、こともあろうに金を餌にエリート軍警隊員3人を仲間に引きいれるというあくどさで、サンパウロ市民は驚きあきれています。
 この牧師は新教エバンジェリカ派のアルベスという25歳になる牧師で、一味はサンパウロ・バス本社の事務所に侵入、124万レアル(約5000万円)を奪いました。この金でアルベス牧師はミナス・ジェライス州に教会建設のために農場を購入していたというのですから、全く罰当たりな牧師です。
 牧師の分け前は11万レアル(約450万円)だったとかで、農場の他に3万200レアルで新車を購入、優雅に乗り回していたそうです。逮捕後は、神の前に懺悔するわけでもなく、引き入れた仲間の名前をペラペラとしゃべりまくり、なんとか罪を軽くしてもらいたいと訴えたそうですから、悪人仲間からさえつばを吐きかけられそうな人物だったようです。
 日本のワイセツ牧師もそうですが、聖職者の言葉が泣きそうな神の僕たちが多すぎるようです。