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ベネズエラ野党連合は大統領候補に外交官を決定

 ベネズエラ野党連合の統一民主綱領は、マドゥロ大統領反対派、エドムンド・ゴンサレス氏を大統領選挙候補者に「全会一致」で承認しました。ブラジルのメディアが20日に報じたもので、ゴンサレス氏は10月の野党予備選で勝利したにもかかわらず登録を阻止されたマリア・コリーナ氏の後任として指名されました。

 統一民主綱領事務局では「ゴンサレスは全国選挙評議会に登録されており、勝利の選挙戦となるだろう」と宣言しています。マリア・コリーナ氏がゴンサレス氏の立候補に同意するかとの記者団の質問に同事務局は「マリア氏は討論会に参加しており、適切と判断したタイミングで声明を発表するだろう」と答えました。

 マリア氏の所属政党であるヴェンテ・ベネズエラも、この決定を祝うメッセージをソーシャルメディアに投稿し、マリア氏もソーシャルネットワークに「ベネズエラ人の皆さん、私たちは前進します」と投稿しています。

 野党候補として指名されたゴンサレス氏は74歳で、1991年から1993年までアルジェリア大使を務め、ウゴ・チャベス政権初期にはアルゼンチン大使を務めた外交官です。彼は数冊の本を出版し、2013年から2015年まで野党の一員として民主統一円卓会議の国際代表を務めていました。