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「交番システム」普及協力の木村信幸氏を表彰

 日本の交番システム導入による「地域警察普及プロジェクト」のコーディネーターである、JICA(国際協力機構)の木村信幸氏(3世、40歳)が昨年12月15日、バーロ・ブランコ軍警士官学校で表彰されました。これからも木村氏は、交番システムを今年11月を目標にブラジル11州に普及させる考えで、ブラジルのアキレス腱ともいえる治安改善に力を入れると意欲を見せています。
 サンパウロ州軍警の創立記念日である15日は、木村氏を含めた63人に記念のメダルが授与されました。サンパウロ州軍警が認める表彰者に、日系人が選ばれるのは異例のことです。
 「地域警察普及プロジェクト」は、2000年から日本の警察組織の協力の下、サンパウロ州軍警察官の訪日研修が行われ、05年からJICAを介して日本の交番システムの導入を開始。同年から3年間、日本から専門家が長期派遣されて指導を行い、サンパウロ市にモデル交番を誕生させています。