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世界の大学トップ100にラ米から3大学ランクイン

 2024年度「世界の大学トップ100」にラテンアメリカから3大学が入りました。ブラジルのメディアが27日報じたもので、作成したのは分析会社のクアクアレリ・シモンズです。このランキングは世界で最も権威のあるものの 1 つで、1,700万件以上の学術論文と24万人以上の教師や専門家の意見を分析し作成されています。

 世界のトップ3はマサチューセッツ工科大学(米国)、ケンブリッジ大学(イギリス)、オックスフォード大学(イギリス)の3校で、トップ10には米国の大学が4校、イギリスの大学が4校、スイスが1校、シンガポールが1校ランク入りしています。

 ラテンアメリカからランクインしたのはサンパウロ大学 (85位)、メキシコ国立自治大学(93位)、ブエノスアイレス大学(95位)の3大学です。

 サンパウロ大学は65,700人以上の学生が学ぶブラジル最大で最も権威のある大学で、企業グループや国家予算の一部に加え、主にサンパウロ州から資金提供を受けている無料の公立大学です。同大学では公立学校の生徒のために定員の半分を確保するクオータ制が10年以上続いており、ブラジル教育制度の変化における画期的な出来事とされています。

 メキシコ国立自治大学は近年ランクを上げている大学で、多くの外国人が学ぶ世界最大の大学です。卒業生に3人のノーベル賞受賞者がいます。

 ブエノスアイレス大学 は、昨年の67位から95位に落ちましたが、ラテンアメリカで最高の大学の1つであることに変わりありません。5人のノーベル賞受賞者を排出している無料の公立大学で、117,000人以上の学生のうち29,500人が外国人学生で占められています。