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今年度の最低賃金は最高550レアル

 政府はさきごろ、2月開会する国会で中心議題となる2011年度最低賃金(最賃)調整について、主要労組代表らを呼んで協議しました。政府は、09年度がゼロ成長だったことから、今年度最賃は540レアルを想定していましたが、10年度のインフレ率が最賃調整率を上回ったため、国会には545レアルで法案提出、審議の結果、最終的には550レアルに落ち着くと見ています。
 マンテガ財務相、ルピ労働相とともに協議に出席したカルバーリョ大統領補佐局長によれば、ジルマ大統領は550レアルまでなら引き上げを認める意向です。ただ労組は、580レアルを求めていますが、大統領はこれを退けました。政府は、政府提出案より5レアル程度の上積みで国会では決着すると見ています