中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

2010-01-01から1年間の記事一覧

サンルイスの刑務所で暴動、受刑者18人死亡

ブラジル北東部のサンルイス刑務所内で8日、収監者が看守5人を人質にとり、待遇改善などを訴える暴動が起きました。翌9日には、司法当局などの説得により事態は収拾されましたが、本館と別館で計18人の収監者が死亡しました。看守らにけがはありませんで…

北部ブラジルでジュゴン乱獲

フォーリャ紙の報道によると、今年の雨不足が災いし、アマゾナス州など北部ブラジルでジュゴンの乱獲が目立つそうです。暑さをしのぐためジュゴンは湖に入り込みますが、その湖の水位が雨不足で下がっており、密猟者たちは簡単に捕獲できてしまうのです。 警…

計画的な犯行か

サンパウロ州グアルーリョス市で4日、軍警察官が元妻を撃ち殺すという事件が起きました。警察の発表によると、射殺したエジルソン・ドナシメント容疑者(42)は最近離婚した元妻(34)に復縁を求めていたが聞き入れられず、犯行に及んだとみています。 ドナ…

雨不足で牛肉生産が不調

フォーリャ紙の報道によると、牛肉輸出で国際シェアを拡大してきたブラジル食肉業界は今年、異常天候で牛が育たなくて輸出が出来ず、国際シェアが縮小しそうです。7月以降のブラジルは雨不足で牧草不足で肉牛が屠殺レベルまで育たず、生産が大きく落ち込ん…

選挙とコッパの年に不況なし

今年は、4年に一度の統一選挙とサッカーのワールドカップが重なりました。ブラジルでは「選挙とコッパの年に不況なし」と言われ、そのジンクスは今年も当たったようです。 選挙の年は、公共投資が上向き、票集めのため社会政策にも力が入ります。ルーラ政権…

選挙後初めてルーラ、ジルマ両氏が合同会見

ルーラ大統領とジルマ次期大統領は3日、大統領戦後初となる合同記者会見を大統領府で開き、政権引き継ぎや今後の指針などについてそれぞれの所見を述べました。ルーラ氏は「新政権はジルマ色となる」とし、懸念されている自らの干渉を否定しました。ジルマ氏…

FIFA会長、月末にブラジル訪問

エスタード紙によると、ブラジル開催の2014年サッカー・ワールドカップ(W杯)の開会式を行う場所は、今月末に予定されている国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長のブラジル訪問後に決定する見通しです。 ブラジル・サッカー協会(CBF)は…

知事選を制した野党、PSDBに過半数近い支持

31日の大統領決選投票でジルマ前官房長官が当選、敗北を喫した野党PSDB党ですが、13日に行われた連邦直轄地(DF)と8州の知事決選投票選ではゴイアス、ロライマ、アラゴアス州を新たに獲得、第1回目の投票で獲得していたサンパウロ州、ミナス州の…

大統領,65歳の誕生日

27日、サンタカタリーナ州イタジャイ市の港湾整備工事の落成式に臨んだルーラ大統領は、用意された65歳の誕生日ケーキを前に笑顔を見せ、自信あふれるルーラ節を披露しました。 「残すところ2か月で8年間にわたる私の政策任務が終わろうとしている。私の政…

国内失業率は11・4%  7都市で改善見られる

サンパウロ州データ分析システム財団と労組間社会経済調査・統計所が実施した共同調査によると、ブラジル国内の失業率は8月調査時の11・9%から9月には11・4%と、わずかではあるが改善傾向にあることが分かりました。 同調査は、ブラジル国内の7都市で…

サンパウロ市のメトロ工事入札に疑惑

地元フォーリャ紙の報道によると、サンパウロ州政府が発表したサンパウロ市の地下鉄5号線工事入札に関し、落札した建設会社は6か月前から決定されていたのではないか、という疑惑が持ち上がっています。5号線の工事は8区間に分けられて着工する予定とな…

新大統領が挑む新予算案 年金と最低給の編成が最大の焦点

新大統領は31日の決選投票で選出されますが、ジルマ・ロウセフ氏(PT党)、ジョゼ・セーラ氏(PSDB党)のどちらが選ばれるにしても、次期大統領には公務が山積みになっています。新大統領は、まず最初に各省庁次官から補佐官、事務官などの閣僚人事を…

盗難被害が多い国、ブラジル世界2位

英国小店舗特別調査機構が行った世界の商業店舗の調査で、世界で一番盗難被害が多いのはインド、ブラジルがモロッコと並んで2位という不名誉な結果が出ました。この商業店舗盗難調査は、09年7月から10年6月までの世界各国の商業連盟からの報告をまとめた…

ジルマ氏、支持率差広げる 

地元紙の報道によると、ジルマ・ロウセフ氏(62、PT党)、ジョゼ・セーラ氏(68、PSDB党)両候補による2回目のテレビ討論会後に行った世論調査の結果、ジルマ氏が2ポイント上昇、セーラ氏が3ポイント下降しました。このため、ジルマ氏がセーラ氏と…

石油産業の発展を自画自賛

地元フォーリャ紙の報道によると、ルーラ大統領はペトロブラスのサンジョゼ・ドス・カンポス工場の開所式で、これまで行ってきた国内向けの政策について、「やるべきことはやってきた。すべてをやり遂げた達成感を持って政府を去ることができる」と述べ、観…

東北ブラジルも所得向上、格差が減少

貧しい地区とされるブラジルの東北部も経済成長の恩恵を受け、東南・南ブラジルとの所得格差が縮小しつつあります。東北部の市民らも地元で給料を得る仕事が見付けられるようになり、東南部から東北部へ移住するという、これまでとは逆流現象も起きています。…

大豆、食肉を中心に農産物輸出が過去最高

ブラジルは今年9月までの農産物輸出総額が723億6千万ドルに達し、国際アグリビジネスの記録を更新しました。農務省の発表によると、前年度比同時期(2008年10月〜09年9月)は9.8%の大幅な伸びでした。輸出が伸びたのは砂糖と食肉で、5億ドルを…

エールフランス、欧州経由でブのラジル行きをPR

日本航空(JAL)のサンパウロ―成田便の実質的な廃止を受けて、欧州最大の航空会社グループであるエールフランス―KLMが、欧州経由でブラジルと日本を結ぶ同グループの航空便を紹介、利用を呼びかけています。 名古屋からブラジル入りした同グループ日本…

日本は中国に傾きすぎ、日伯関係の強化が必要

訪伯中の竹中元総務大臣が8日、ブラジル日本商工会議所(中山立夫会頭)の懇親昼食会で、「世界における日本とアジア経済の役割」について講演を行いました。講演では、ブラジルとの関係をさらに深めることが、低迷が続く日本経済にとって必要なことであると…

大統領決選投票予想でジルマ氏、7ポイント差つける

フォーリャ紙の報道では、大統領選挙1次投票後にダッタ・フォーリャが行った第1回全国支持票調査では、ジルマ・ロウセフ氏(62、PT党)の支持率が48%、ジョゼ・セーラ氏(68、PSDB党)が41%で7ポイント差がありました。ジルマ氏への支持がこのま…

完成後56年目にして初の清掃

サンパウロ市民の憩いの場として親しまれているイビラプエラ公園の池が、1954年に完成以来、56年経って初めて清掃されることになりました。公園内には三つの池があり、それぞれ水路でつながっています。清掃は、水路の改修をしながら行われます。 予想で…

14年W杯へ治安強化目指す

2014年のサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会開催に向けて警察庁では、ブラジル国内の治安強化に向けて協議を続けています。 カルロス・セルソ・サビオリ大佐は、W杯開催候補地として立候補する4年前から治安対策の準備を行ってきたとしてお…

国道で売春行為

地元エスタード紙によると、連邦国道警察庁がまとめた2009〜10年の国道監視システム調査結果が発表され、国道上で行われている少女たちの売春行為が明らかになりました。 全国の国道は延べ6万6千キロですが、そのうち67・5%が都市部を通っています。…

サンパウロ州議に初当選した羽藤ジョージ氏インタビュー

全国統一選挙でサンパウロ市議からサンパウロ州議員に鞍替え当選した羽藤ジョージ氏(PMDB)が5日、サンパウロ新聞の取材に、治安維持の強化、戦時中没収された日本施設の奪還などに力を入れたいと答えました。同氏はこれまで、サンパウロ市議として市…

サンパウロ州新知事にアルキミン氏当選

3日に行われたサンパウロ州知事選挙で、ジェラルド・アルキミン候補(PSDB党)の当選が決まりました。アルキミン氏は開票時点で1151万2375票を獲得して当選を確実にしていました。今後4年間、サンパウロ州の舵取り役を務めます。 新たな改革と国家への…

日系連邦下議3人当選、サンパウロ州議員当選は2人

3日、全国統一選挙が行われ、大統領選では与党が推すジルマ・ロウセフ候補(PT)とジョゼ・セーラ候補(PSDB)が今月31日、決戦投票で争うことになりました。 連邦下議選は、サンパウロ州でイオランダ・ケイコ・ミヤシロ・オオタ氏(PSB)と安倍順…

増加するショッピング強盗

サンパウロ市のショッピングセンター内の宝石店、高級装飾品店で強盗、窃盗事件が急増しています。このためショッピングセンター連合の代表者たちからサンパウロ市警察本部へ、ショッピングセンターの防犯特殊班を編成する要請が出されました。 サンパウロ市…

インドのタタ、ブラジルで自動車生産を計画中

インドの自動車メーカー・タタは、ブラジルで自動車生産を計画しています。インド本国でタタ車は約2500ドルで販売されており、この価格ならブラジルやメキシコで生産しても採算が取れるとの考えからです。最も、ブラジルでも同水準の価格で販売できるかどう…

セデックス便に2匹のイグアナ

フォーリャ紙の報道のよると、サンパウロ中央郵便局の局員がセデックス便の箱を整理していて、箱の中に生きている2匹のイグアナを発見しました。郵送物をチェックするX線透視装置の映像で動物が中にいることが判明したもので、箱を開けてイグアナであるこ…

サンパウロ市のずさんな都市計画

地元紙の報道によると、サンパウロ市は過去5年間に、紙面上の計画に7380万レアルの予算を投入していたことが分かりました。この金額は30カ所の保育所、または市立小学校23校分の建設費用に相当します。 紙面上の計画に7380万レアル 33案件は無期限…