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石油産業の発展を自画自賛

 地元フォーリャ紙の報道によると、ルーラ大統領はペトロブラスのサンジョゼ・ドス・カンポス工場の開所式で、これまで行ってきた国内向けの政策について、「やるべきことはやってきた。すべてをやり遂げた達成感を持って政府を去ることができる」と述べ、観衆から大きな拍手を受けました。
 ルーラ大統領が訪れたのは、サンパウロから97キロ離れたサンジョゼ・ドス・カンポスに新しく完成したヘンリッケ・ラージ製油所とペトロブラス工場の2カ所の開所式。式典開始前に、原油から硫黄成分を取り除いて重油にする新しい処理装置やガソリンの製造工程、LPガスの製造工程などを視察し、政策は間違っていなかったと自信のほどを示したものです。
 視察した工場では、工場の労働者たちがユニホームの胸部に30日に決選投票を迎える大統領派のジルマ元官房長官を支持する内容のステッカーを貼りつけて手を振り、大統領は笑顔で労働者たちに応えていました。