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ブラジルがCOP28で環境保護の成果を発表

 ブラジルのメディアによると、ルーラ大統領は1日、30日に開会したアラブ首長国連邦ドバイでの国連気候会議COP28に参加し、環境外交を促進します。大統領は同会議でアマゾンと大西洋岸森林地域の森林伐採削減の成果やセラードの保全計画などを発表する予定です。

 2023年にブラジルは大西洋岸森林の森林伐採を8か月で59%減少させ、温室効果ガスの排出量を削減しました。また、会議出席のマリーナ・シルバ環境大臣は、森林伐採の抑制と熱帯林の保全と保護に関連する成果のデータを提示し、パリ協定で定められた目標の進捗状況など気候危機に立ち向かう姿勢を説明します。

 ルーラ大統領は会議出席の他、各国首脳との会談を行い、環境を保全するための行動資金調達について話をする予定です。大統領に随行しているルイ・コスタ首席補佐官は、大統領のドイツ訪問にも同行する予定です。