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ルーラ氏へ各国首脳から祝辞

 ブラジルのメディアは31日、ルーラ氏の大統領当選に各国首脳が寄せた祝辞を紹介しています。祝辞を寄せたのは米国のバイデン大統領ほか30日だけで19カ国に上りました。

 バイデン大統領は「自由、公正で信頼できる選挙だった」と評価し、ルーラ氏の当選を祝福しました。フェルナンデス・アルゼンチン大統領は「ラテンアメリカの歴史に新しい時を開く」と述べ、マルセロ・ポルトガル大統領は「両国の友愛、信頼関係の強化に期待する」と祝福しました。

 このほか、マクロン・フランス大統領、ペドロ・スペイン首相、ジョセップ 欧州連合EU)国際問題担当代表、トルドー・カナダ首相、在ブラジル中国大使館、ボリック・チリ共和国大統領、グスタボ・コロンビア共和国大統領、ラッソ・エクアドル大統領、ロペス・メキシコ大統領、マドゥロベネズエラ大統領、アルセ・ボリビア大統領、カスティーヨ・ペルー共和国大統領、ルイス・ウルグアイ共和国大統領、ミゲル・キューバ共和国大統領、在ブラジル・ドイツ大使(政府の祝意を伝達)、在ブラジル・イギリス大使(政府の祝意を伝達)が祝辞を述べています。

 沈黙守るボルソナロ大統領

 なお、敗北したボルソナロ大統領はルーラ氏の当選が確定してから3時間以上経っても、沈黙を守ったままです。側近が話をしようとしても、「もう休んだ」と取り次いでくれない状態と言います。現大統領の顧問や閣僚も、いつ、何を初めて話すのか、正確な情報はないとしています。

 両者の得票差は約210万票で、有効票の2%以下の差でした。これは、ブラジルのすべての大統領選挙において、1位と2位の差が最も小さいな差でした。