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国連がロシア非難を決議

 ブラジルのメディアによると、2日に開かれた国連総会で100カ国以上が3日間に渡って演説の後、ロシアのウクライナ侵攻に対する非難決議を大多数の賛成で承認しました。

 総会でウクライナは「ロシアの軍事作戦は大量虐殺だ」と非難し、「プーチン大統領ヒトラーのようなものだ」とこき下ろしました。これに対しロシアは「これは特別軍事作戦で、政権によって8年間拷問と大量虐殺にさらされたウクライナ東部の2つの地域の人々を保護することにある」と正反対の主張をしました。

 しかし、ロシアのこうした主張は認められず、総会では141カ国がロシアの攻撃を非難して賛成票を投じ、5カ国が反対し、35カ国が棄権しました。出席国の大半がウクライナの主張に賛意を示しました。