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ブラジルの国連代表と大統領間には溝

 ブラジルのメディアによると、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は18日、ブラジル、中国、インド各国は世界の保安官のように振る舞う米国にうんざりしていると述べ、「特にブラジルは米国の命令を受けたくないようだ」と指摘しました。

 ラブロフ外相は3国以外のアルゼンチン、メキシコも同様で、米国の要請に「直ちに分かった」という立場にはなりたくないようだ、とも述べています。同外相は「ロシアは西側を信頼する幻想を失った。米国が支配する世界観を受け入れることはない」と言葉を繋ぎました。

 Webメディア「g1」は、ロシア外相が指摘するような裏付け情報を提供したかどうか、ブラジル政府に質問しましたが、〆切りまでに梨の礫でした。ボルソナロ大統領はロシアのウクライナ侵攻に明確な反対を表明していませんが、ブラジルは国連で、明確に侵攻に反対を表明しています。

 国連安全保障理事会のブラジル代表は18日、ロシアの侵略に反対し、ウクライナでの敵対行為の即時停止と民間人の安全な通過の保証を求めました。