中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

サンパウロ市でインド型変異株の感染調査

 ブラジルのメディアによると、5日にインド型変異デルタ株の感染者が発見されたサンパウロ市は6日から、陽性者が出た地域の調査を始め、感染の原因を調査しています。

 同市の感染者は45歳の男性で、自宅で働き、旅行もしていなく、旅行者との接触もしていませんでした。サンパウロ市の健康監視員は、「同地域で感染したとしか思えない」と述べています。サンパウロ市保健局長評議会も、「デルタ変異体はすでにサンパウロ市で流行しているのではないか」と指摘し、「感染者は誰とも接触していなく、考えられることはウイルスはすでにこの街で流行している可能性がある」と心配を口にしています。 

 これに対しサンパウロ市役所は「感染経路は調査中で、まだ何も判らない。どうやって感染したのか、今調査を始めたばかりだ」と話しています。保健チームが監視している陽性者の家族も、コロナの症状を見せていますが、デルタ株かどうかはブタンタン研究所でこれから調べられます。