中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ブラジルで初のコロナウイルス感染者

 地元メディアによると、25日にコロナウイルス感染が陽性だったイタリア旅行帰りの61歳の男性の2回目の検査結果についてブラジル保健省は26日、陽性だったと発表しました。ブラジルで初の感染者になりました。彼の他に感染が疑わしいと見られている全国で20人が調査されています。

 保健省は、「患者は帰国直後は何の兆候も見られなかったが、数日後、呼吸器に異常を感じ病院で医療処置を受けた。彼の家族や接触した30人を監視している」としています。また、イタリアから同じ飛行機で帰国した乗客16人も監視下に置かれています。

 陽性と判断された患者は、高血圧で、60歳以上と病気に不利な条件ですが、現在のところ症状は軽度ということで、自宅で療養しています。健康監視局は、「入院すると、衰弱した入院患者に感染する可能性がある」と自宅待機の理由を説明しています。