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ブラジル上院は「ワクチン接種を拒めば拘束」法案を承認

 ブラジルのメディアによると、ブラジル上院は16日、ワクチン接種を拒んだ人に最大3年間の拘留を規定する法案を承認ししました。法案は、予防接種を拒否したら1年から3年の懲役と罰金を科すというものです。下院はワクチン接種を忌避すれば犯罪となる法案を既に承認しています。

 同法案を提案した上院議員は「この法案は偽造ワクチンの防止など、ワクチンに対する詐欺を防ぐためでもある」と語っています。接種した人は、接種証明書を受け取ることになり、偽造ワクチンを接種しても証明書は出ません。別の議員は「法案はワクチンを受ける人々の権利を強化する」と指摘しています。

 因みに、拘禁刑は軽い罪での有罪判決者に適用され、懲役刑は重い罪の有罪判決者に適用されます。