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イラン大統領が来伯を突然中止、政府筋は胸撫で下ろす

 ブラジル訪問を予定していたイランのマフムド・アフマディネジャド大統領が突然キャンセルしてきました。ホロコースト否定説や反イスラエル過激発言を繰り返す同大統領の訪問中止に、パウロ・バヌーチ人権特別局長官は「結果的によかった」と内心ほっとしているようです。
 ヒットラー賛同とも取れる発言をしたアフマディネジャド大統領には、「アミーゴ」を標榜するルーラ・ブラジル大統領ですら渋面を隠しませんでした。来伯していれば、苦言を述べずにはいられなかっただろうとと見られており、来伯延期でルーラ大統領の頭痛の種が1つ消えたというわけです。