さきごろリオのサントス・ドウモン空港内で行われたヴァリグ航空の競売で、期待された国内航空会社の応札はなく、社員たちが組織したNVパルチシパソンエス(ニューヴァリギ)が、4億4900万ドルのオファを提出したのみで、事実上応札はゼロでした。
ブラジリアでは、「NVパルチシパソンエスは海外から投資があるというが、はっきりしない」と、競売を担当した判事はオフアを承認するかどうか、微妙だといいます。成り行きとしては遅かれ早かれ破産との見方のようです。
各航空会社は、「下手に応募するよりもいずれ、ヴァリグ航空の手持ち路線は国内既存航空会社に割り振られるだろうから、その時を待ったほうが安く手に入る」という考えのようです。