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入札再々延期はほぼ確定的

 フォーリャ紙がさきごろ報じたところによると、ミリアン・ベルシオール企画・予算管理相は、ブラジル政府が建設を計画しているリオ―サンパウロカンピーナス間の高速鉄道について、入札を90日間延期することがほぼ確定的になリました。
 同入札は当初、昨年12月16日に予定されていましたが、日本や欧州の企業連合が応札を見送る考えを示したことから4月29日に延期されていました。今回、再度3カ月間の延期が決まったもので、延期の理由を、高速鉄道計画に興味を示しているいくつかの企業グループが入札の延期を要請してきたためとしています。
 昨年の段階で応札を断念していたスペイン・ドイツ連合が入札準備に時間が欲しいと応札に前向きな姿勢に転じたことや、ブラジル国内の建設会社コンソーシアムが関係会社との交渉に時間がかかっていることが延期の理由のようです。