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ブラジルの日本人、サッカー逆転負けでがっくり

ncb2006-06-15

サッカー王国・ブラジルでも同国に滞在中の日本人が、12日に行われたW杯、日本ーオーストラリア戦に暑い声援を送りました。テレビ・グローボの依頼で、ブラジル日本文化協会ビル文内にあるCEATE(日伯雇用サービスセンター)応接間にテレビ桟敷が設けられ、30人の日本人サポーターが応援に詰めかけたもの。

 当日、日本の勝利を願って、若者から高齢者まで幅広い年齢層の日本人が集合。多くのブラジルメディアが見守る中、サポーターたちは、日本国旗やバンデイラを片手に熱の入った応援を行いました。前半26分、中村が先制ゴールをたたき込むと、会場は歓喜の渦に包まれ、日の丸が大きく振られ、あたかも勝利したかのような騒ぎになりました。

 ところが後半、残すところ10分で逆転され、会場は悲鳴ともため息ともつかない声に包まれ、試合が終了すると、「ああ」とがっくりと首をうなだれていました。日本は、最悪のスタートとなり、「やっぱりサッカーはブラジルか」と、これからはブラジルの応援に回るという人もいました。(写真は大喜びのサポーター=サンパウロ新聞)