ブラジルのメディアによると、4日間の欧州歴訪の旅に出たルーラ大統領は20日、イタリアのローマに到着しました。21日にバチカンでローマ法王と懇談、ローマでイタリアの大統領、首相と会談します。
ルーラ大統領によると、ローマ法王とは飢餓や不平等と闘うための行動や、ウクライナとロシアの戦争を終わらせる方法について話し合うとしています。また、法王を10月にベレンで開催されるシリオ・デ・ナザレに招待したいとも述べました。
イタリアは欧州連合(EU)の加盟国であり、メルコスールはEUと貿易協定を結ぼうとしています。ルーラ大統領は、欧州側が提示した協定への追加条項(署名国の義務不履行の場合に制裁を適用する)を批判しており、この件が少テーマになると思われます。
イタリアの後は22日にフランスを訪問、マクロン大統領と世界経済をテーマに会談する予定です。同会談では、アマゾンの保全、メルコスール・欧州連合協定、ウクライナ戦争など様々なテーマで話し合うことを期待されています。