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ブラジルとウクライナが電話会談

 ブラジルのメディアによると、ウクライナのゼレンスキー大統領首席補佐官アンドリイ・イアーマク氏が13日、ルーラ大統領の国際問題担当特別顧問セルソ・アモリム氏と電話で会談しました。ブラジル政府によると、内容はウクライナは平和サミットの開催に関心を示し、それにブラジルの出席を希望しているというものでした。

 この会談は、5月、日本の広島で行われたG7 に出席したブラジルとウクライナ両国間に行き違いがあるなど、両国間にいくつかの軋みが見られることから行われました。ウクライナはG7のときにブラジルが提案した会談に現れず、ルーラ大統領は4月、ウクライナにも戦争責任の一端があると発言していました。

 ルーラ大統領は、ロシアとウクライナの和平交渉を仲介する中立国のグループ編成を提案しています。アモリム氏の広報担当者は「ゼレンスキーのチーフスタッフとの会話は前向きなものだった」と話し、イアーマク氏はブラジルが主導する平和サミットの開催に関心を強めていると述べました。