ブラジルのメディアによると、1月にインドネシア・バリ島の空港で約3キロのコカインを所持し逮捕されていたブラジル人のマヌエラ・ファリアス(19歳)が8日、懲役11年、10億インドネシア・ルピア(900万円程度)の支払いを命じる判決を受けました。インドネシアの検察庁はマヌエラを1月27日に起訴し、4月から始まった裁判で懲役12年を求刑していました。
マヌエラは香水やランジェリーを販売しているフリーランスの女性で、2022年12月、荷物にコカインを隠しフロリアノポリスを出発、バリ島の空港に着いたところを逮捕されました。現在、彼女は刑務所に収監されています。
判決について弁護側は、「この種の犯罪では無期懲役や死刑といった厳しい判決が普通で、今回の判決に安堵している」と話し、「彼女はサンタカタリーナ州の犯罪組織に騙され、休暇やサーフィンのレッスンを約束し、麻薬の運び屋として利用されただけだ」と弁護していました。