ブラジルメディアの報道によると、連邦警察は20日までに2つの国際的麻薬密売組織のメンバーを逮捕しました。容疑は、リオの港から中身をコカインに積み替えたコンテナをヨーロッパやアフリカの国々に送った、というものです。
逮捕された主犯格と思われるコルドバ(42歳)は自称ビジネスマンで、警察の調べでは貨物輸送会社を経営しています。コカイン輸送が本業で、貨物輸送会社経営と称していたようです。
儲かる商売だったとみえコルドバは、ブラジル、米国などに競走馬50頭のほか、高級車、高級不動産、自家用機などの資産に投資していました。
輸送会社の従業員はほとんどが麻薬密売組織のメンバーで、ヨーロッパへ向かう貨物船のコンテナの荷をコカインに積替え送り出してしていました。サンパウロでは元サッカー選手が、同グループへの協力者として逮捕されています。調べによると、彼の仕事はグループが使用する倉庫を借りることでした。
元サッカー選手の弁護士は証拠がないと関与を否定、コルドバの弁護側も逮捕は不当だ、と述べています。