ブラジルのメディアによると、世論調査会社Ipecは3日から5日間に調査した大統領選決選投票動向調査を５日、発表しました。それによると、ルーラ候補が51％、ボルソナロ候補が43％で、ルーラ候補が有利としています。同調査は１回目の投票が終わってからIpecが初めて実施したもので、誤差は上下2％ポイントとしています。
調査は129市町村で2,000人を対象に行われ、Ipecは調査結果の信頼度は95％としています。Ipecの調査担当者は「１回目の投票前に行われた決選投票の予測値と比較することはできない。なぜなら、有権者が再考する新しい状況だからだ」と語っています。
１回目投票前日にIpecが発表した「投票したくない候補者（拒否）」はボルソナロ候補が46％％、ルーラ候補が38％でした。今回はボルソナロ候補が50％、ルーラ候補が40％と、両候補ともに拒否者が増加しています。
因みにボルソナロ政権の支持率は「支持」40％、「不支持」55％で、前回調査と比べ不支持率が5ポイント下がり、支持率が4ポイント高く、支持率は回復基調にあります。ただ、決選投票で投票する候補を決めている人が92％で、決めていない８％の人がどう動くかに注目が集まっています。
また、今回の選挙でルーラ候補が当選すると考えている人が56％、ボルソナロ候補の当選と考える人が34％になっています。
