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高まるルーラ元大統領人気

 ブラジルのメディアによると、「Folha de S.Paulo」紙のWebサイトで16日、大統領選に関するDatafolhaの世論調査結果が発表されました。この調査はIPECの調査に続くもので、Datafolhaもルーラ元大統領が有利としています。調査は、191都市で12月13日から16日間、3,666人に聞き取りで行われました。

 調査結果は第1ラウンドではルーラ氏48%、ボルソナロ氏22%、モロ氏9%と続き過半数に達した人はいませんが、第2ラウンドのルーラ、ボルソナロ両氏の決戦投票ではルーラ氏59%(前回は56%)、ボルソナロ氏30%(前回は31%)で当選するのはルーラ氏と予測しています。

 因みに汚職の被疑者(ルーラ氏)と裁判官(モロ氏)の争いになったばいいも、ルーラ氏57%、モロ氏31%でルーラ氏に軍配が上がっています。ルーラ氏が被告として出馬できない時期の調査では、モロ氏60%、ドリア氏(サンパウロ州知事)20%で。モロ氏の人気はダントツでした。

 この世論調査を見る限り、次期大統領にはルーラ氏の返り咲きが濃厚です。