ブラジルのメディアによると、大統領選に再出馬予定のボルソナロ大統領はイエスの行進（南米最大のキリスト教イベント）前日の8日、訪問したサンパウロ市で騒ぎに巻き込まれました。同市南部のピザ屋から軍司令部へ向かう散歩中に、集まった大統領支持派、反支持派の叫び声に包まれ騒然となりました。
大統領支持派は「神様だ」と叫び、反支持派はピザ屋にいる大統領に「外へでろ」と叫び、大騒ぎになりました。散歩の帰りには警備員がガードする中を歩く羽目になったほどです。コーヒーを飲むバールへ立ち寄ろうとしましたが、騒ぎが大きくなると見て諦めました。
この成り行きを取材していた報道陣に大統領は、「来週、各国の大使を招き、ブラジルの選挙制度がどうなっているかを話す会議を行う」と述べました。大統領は、これまで上級選挙裁判所と電子投票箱利用の選挙制度を批判していますが、批判の根拠を提示したことはありません。
