ブラジルのメディア7日付は、安倍晋三元首相（67歳）に対する銃撃事件を速報しました。
速報によると、8日（日本時間）、安倍元首相は日本西部の奈良市で選挙応援演説中に銃撃され、直ちに奈良県立大学医学部附属病院へ緊急搬送されました。容態は楽観できるものではなく、共同通信 は「安倍首相は心肺停止状態」と報じています。安倍首相と同じ政党に所属する岸田文雄首相は、「元首相が重篤な状態で入院している」と発表しました。
日本のメディアは殺人未遂で逮捕された容疑者は1人で、元日本海軍の隊員で42歳の男と報じています（日本での報道によると、逮捕された銃撃犯は元海上自衛隊員で41歳の山上徹也容疑者）。松野博一内閣官房長官は「安倍首相の病状は分からない」と述べ、NHKは心臓が十分な血液を送り出せず、体の他の部分が必要とする酸素を供給できない「心不全」と報じています。警察は、襲撃に使われた自作のライフルを回収したと発表しました。
安倍首相は8年間政権を担当し、2021年9月に退陣するまで総理大臣として最も長く在任しました。安倍首相は辞任に際して、健康上の理由からと述べました。安倍氏は慢性潰瘍性大腸炎を患っています。
日本の総理大臣として最も長く在任しました。在任中安倍首相は、金融緩和、大規模な予算の再活性化、構造改革を織り交ぜた「アベノミクス」と呼ばれる経済回復戦略で海外にも知られるようになりました。退任した後も主要な派閥の一つを牛耳り、与党自民党を支配しています。また、後任の総理大臣は2021年10月に選出された岸田文雄元外務大臣で、日本で100人目の総理大臣です。
