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通信大臣と地域開発大臣が選挙違反演説

 ブラジルのメディア18日付によると、ボルソナロ大統領が9日にリオグランデ・ド・ノルテ州を訪問した際に行ったマリニョ地域開発大臣とファリア通信大臣の演説が同地訪問の目的を逸脱した選挙宣伝に当たると、同地の地方選挙検察官が裁判所に告発しました。検察官は両大臣に罰金を求めています。

 大統領の訪問は政府主催の水道事業発足の式典出席が目的でした。検察官は「公的資金で資金提供されたイベントでの政治的選挙の表明は禁止されている」と説明、ファリア大臣は公的主催の中で同州のベゼラ知事の再選に反対し、次期選挙でボルソナロ大統領と上院へ立候補予定のマリニョ大臣への投票を求める明確な選挙違反の演説を行ったとしています。

 この告発にマリニョ大臣は、「通知を受けておらず、詳細はわからないが、イベントでいかなる種類の選挙宣伝も発表していない」と主張しています。ファリア大臣からのコメントはありませんでした。