26日付地元メディアによると、23日に連邦警察に逮捕されたハッカー4人の供述から、法相以外にも大統領、両院議長、連邦検察庁長官、最高裁判事のスマホがターゲットにされていたことが判りました。国家中枢が軒並み標的にされていたことになります。
またハッカーたちは、「ボウソナロ大統領がテレグラムを使って行った通信のハッキングに成功した」と供述していますが、ハッカーの一人、デルガッティの弁護士は、「特定の政党と提携しているわけではなく、政治的な意図はない」と述べています。さらに、「アプリケーションのセキュリティを強化すべきだ」とも指摘しました。
選挙裁判所によると、デルガッティはサンパウロ州アララクアラ市の「共に民主党」(DEM)に所属しているとしてます。同党は彼が逮捕されてから「彼を追放する」と表明していますが、21日までデルガッティの名前は DEMのメンバーリストに残っていました。