4日にブラジルを訪問予定だった中国の経済使節団が、日程の調整がつかなかったため訪問を中止したと、ブラジル外務省が発表しました。
経済使節団団長の王国家副主席を含む12閣僚と、中国国営企業など66社代表らによる初の大型使節団には、ブラジル側も大きな期待をよせていましたが、直前になってキャンセルされがっくりしています。
ブラジル外務省は「日程の都合上」と発表しましたが、中国側では、会見予定だったルーラ大統領が期間中にロンドンを訪問する見通しとなったため見送ったとしています。中国側はブラジル政府に対する不快感を表明しているといわれ、両国の貿易や経済関係、外交関係などの面で今後ヒビが入ることも懸念されます。
