ブラジルのメディアによると、 G7サミットに招待され来日しているルーラ大統領は20日、広島で日本の岸田首相と会談しました。その後、日本の外務省が「岸田首相は、日本政府がブラジルからの一般旅券所持者を対象とした短期滞在ビザ免除の導入に向けた手続きを開始する」と発表しました。いつからそうするのかは発表されていません。
ブラジルは最近、10月1日から日本人観光客は再びビザが必要と発表しました。日本人観光客のビザは、ボルソナロ政権時代の2019年に撤廃されていましたが、ブラジル外務省は相互主義の原則から再びビザの提出を求めると発表していました。
両首脳の会談ではビザの件以外に、気候、食糧、開発、複数の世界的危機の中での平和と安定など多くの課題について話し合い、首相はブラジルの保健分野などを支援するため、300億円融資することを約束しました。さらに日本の外務省は、「ブラジルと協力して国連安全保障理事会の改革を主導していくことで一致した」とも述べました。
