インフレが再燃しつつあるブラジルでは、貧乏人には厳しく、裕福な階級には影響は少ないという調査結果が出ています。バルガス基金が調査したもので、昨年度の上昇率を商品別に見ると、食糧品が12.1%、保健6.3%、その他5.9%、住宅4.6%となっており、食料品の値上がり率12.1%は極端な高率になっています。
このため、低所得者層は家計費を圧迫され青息吐息の状態にあるものの、富裕層はこの程度の食料値上がりでは家計に大きな圧迫となっていなく、バルガス基金では、現在のインフレは低所得者層ばかりがダメージを受けているとしています。