中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ルーラ大統領の評価が最低水準

 ブラジルのメディアによると、大統領就任2年目に入ったルーラ大統領に対する評価が、ボルソナロ前大統領同時期と同じにまで低下しました。世論調査のIpec研究所が8日、調査結果を発表したもので、それによると、ルーラ大統領2年目の「優れている」「良い」という第1四半期の評価は33%でした。同時期のボルソナロ前大統領評価は34%でほぼ同じ結果でした。

 同時期のルーラ政権の評価は、1992年のコロール政権(14%)、1993年の第2期フランコ政権(21%)よりも優れ、1996年のカルドーゾ政権(41%%)、2008年の2期目のルーラ政権(58%)より悪くなっています。

 ルーラ大統領の評価は、2003年と2007年の1期目、2期目よりも低くなっています。また、2023年3月の調査と今回の調査を比較しても、肯定的な評価が41%から33%に8ポイント減少し、否定的な評価が24%から32%に増加しました。ルーラ大統領の3期目に対する評価は過去の調査と比べ最低水準にあります。