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ブラジル大統領が情報機密565件を解除

 ブラジルのメディアによると、大統領府社会コミュニケーション局は11日、ルーラ大統領がボルソナロ前大統領が課した情報機密の見直しを命じたことを明らかにしました。見直しは、ボルソナロ政権が2021年から2022年に大統領官邸への入館記録に関する秘密事項で、「100年の秘密」とされていたものが解除されました。これは新大統領が行った最初の見直しです。

 社会コミュニケーション局は「解除されたのは、2021年12月から2022年12月間の公邸への入室記録565件が対象」と話しています。この決定で、連邦会計検査院は30日以内にボルソナロ政権時代の文書の秘密に関する決定を再評価を始めます。前政権時代、一連の情報や文書が秘密として公開されていませんでした。

 秘密の対象となった文書の中には、ボルソナロ氏のワクチンカードや、リオデジャネイロで行われた大統領支持のデモに元保健相で当時現役のエドワルド・パズエロ陸軍大将が参加したことに関するものも含まれています。